こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
副業をしている、または副業をしたい、という方からのご相談をいただくこともあります。
色んな目標があっていまの勤め先の許可があるのであれば思う存分やってみてはどうかと思いますが、注意点もあります。
いろんな方を見てきましたがここは決めておいたほうがいいだろうなという点も含めてお伝えします。
想像以上に時間と体力を消耗する
既に副業をしている方とお話をしているとよく耳にするのが時間と体力を消耗するということです。
副業を始める前に想像していた以上に大変だというのは相談者さんからも聞いたことがあります。
それだけ仕事があるというのはありがたいことではありますが、お勤めの場合で考えると時間はたりないでしょう。
平日朝9時から17時までの勤務だとしていまはリモートワークだとして通勤がなくても通常の勤務時間は勤め先の仕事をやる必要がもちろんあります。
平日の終業後に仕事をするにしても7時間も8時間もやっていたら身体が持たないでしょうから、よくて2~3時間といったところではないでしょうか。
土日は5~6時間を副業に充てるとしたら自分の時間はあまり多くないでしょう。
日々生活するにしても買い物や食事、洗濯などの時間も必要です。自分の趣味に充てる時間などはかなり減ると思っておいたほうがいいです。
あとは体力面も同じく消耗することがあります。
ウーバーなど配達の仕事を副業にしている場合には体力的な消耗もこれからの時期は暑くなってくるのでキツクなるかなと。
パソコン、デスクワークでの副業でも同じ姿勢を続けると身体の負担もあります。
意外とそんなに疲れないだろう、消耗しないだろうと思っていても仕事わけですのである程度の覚悟はあったほうがいいんだろうなとお話を聞いていると感じています。
ずっと仕事をしている状態になるわけですので精神的なケアも考えておきましょう。
副業の目標、目的の棚卸し
いまお勤めの方が副業をするのであれば金額目標があればゴール設定もしやすくなります。
上記のような仕事の仕方をずっと続けるわけにもいかないでしょうからどこかでゴールを設定しておきたいところです。
いまからフリーランスになる足掛かりで副業をしたいと考えているという場合を考えてみます。
フリーランスになる際には生活費がいくらかあったほうがいいです。仮に半年分の生活費として月25万円の6か月で150万円であればそれを目標に副業で貯金を積み増します。
これは事業に必要な経費とは別に生活費として必要な金額です。
事業用の経費として必要な費用は生活用の資金とはまた別のものです。どれくらいの金額が必要なのかを考えてみるのもフリーランスになる際には必要な見積もりです。
創業融資を受けることも視野に入れてみてはどうかとお伝えすることも多いです。
またフリーランスとして独立する以外にも副業の目標、目的はあるでしょう。
いまの仕事のスキルアップのために資格や勉強をするのに必要な資金を稼ぎたいという方もいらっしゃいます。
例えば私がご相談をいただいた方ですと1年間語学留学をしたいのでその資金を貯めるために、今している仕事のスキルを活用して副業をしキチンと税務申告をしたいというご相談をいただいたことがあります。
ほかにもいまの仕事と全く違うことをしてみたいということもいいでしょうし、色んな目的や目標があっていいと思います。
ただ前段で触れたように時間も体力も貴重なもので無限にあるわけではないので、どこにいかにリソースを割くのか、そこは考えておきたいところです。
まとめ
税金のことも大切ではありますが、自分の時間、体力、そのケアも大事です。まずはいかに売上をあげられるようにするか、そこに注力したほうがよくて税金のことはその後でもいいぐらいです。
副業を始める際にひとまずの目標設定と何のために副業をするのかの目的を棚卸しておきましょう。