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フリーランス・個人事業主のためのはじめての確定申告手順

こんにちは、京都のひとり税理士ジンノです。

確定申告時期にもうすぐ突入しますね。私自身は去年までは給与所得者だったので確定申告は簡単でした。(医療費控除と寄付金控除のみ)

でも今年から私も個人事業主として来年確定申告をしなければなりません。

私の場合は普段から業務としてお客様の確定申告をサポートしていますから、特に迷ったり困ったりすることはないですが、去年から事業を始めて、今年はじめて確定申告をされる方の場合、何から手を付ければいいのか、というのがまずは悩みどころではないでしょうか。

順番を守って丁寧に経理をすれば、確定申告はご自身でちゃんとできるようになると私は考えていますし、当事務所では確定申告をご自身でできるようになる、日々の経理の土台づくりをサポートしています。

今日は今年はじめて確定申告をするフリーランス・個人事業主の方向けに確定申告の手順について解説します。

目次

確定申告の意義

確定申告をすることの意義とはなんでしょうか?まずはそこを確認しておきましょう。

 

日本国憲法に定められた国民の三大義務のうちの2つ、勤労の義務と納税の義務を負うため、というのは堅苦しすぎますね。

 

例えばあなたが八百屋さんをしているとしましょう。毎日お野菜や果物を市場で仕入れて町の人に買ってもらいます。

 

おカネというのはモノとの交換をするために大切なモノですが、おカネとモノ=この場合は野菜・果物を交換し、八百屋さんであるあなたの手元にはおカネが残ります。

 

このおカネをもとに、またお野菜や果物を仕入れて明日からの商売に備えることでしょう。

そこで大切になるのが利益。

 

仕入れた金額と同じ金額で売ってしまっては手元におカネは残りません。50円で仕入れたお野菜を50円で売ってしまっては他にかかる費用も払えませんし、事業を継続し発展させることは不可能です。なによりもまずご自身が食べていけなくなります。

 

利益がどれだけ残せるかというのはつまり自由に使えるおカネが手元に残るのか、ということを意味しています。利益から税金を引いた金額がいわゆる手取りになるわけですが、それを計算するために必要なのが確定申告です。

 

利益と税金の金額を確定させるために行うのが確定申告だと覚えておきましょう。まずはそれだけで十分です。

 

申告書作成手順の流れ

確定申告の意義を大きくつかめたところで、手順を確認します。

クリックして開いてみてください

確定申告書B

 

事業をしておられる場合この確定申告書Bを埋めていく形になりますが、この下にはたくさんの表を申告の内容に合わせて添付する必要があります。

(申告書は第〇表という形式になっています。一番上が第1表そこから下に向かって番号が付されていきます。これは法人税の申告書や相続税の申告書でも同じく第〇表という形式で統一されています)

 

はじめて申告する方にコレを埋めていってくださいと言うのは酷なお話ですし、スタートはココではないので一旦保留します。

 

事業を運営しているかたにまずやっていただくのが「決算書を作る」ということ。税理士の世界では「決算を固める」という表現を使う人もいます。

 

決算書はこのようなものです。

青色申告決算書表紙

(開いたら右クリックで時計回りに回転させてください)

 

売上-仕入・経費=利益を損益計算書で計算をします。

こんな感じの図をみたことがあるかもしれません。よくある図ですみませんが(笑)

 

決算書は、損益計算書という書類と貸借対照表という書類で大きく構成されています。

損益計算書とは、売上から仕入・経費を差し引いて利益を計算する書類です。

貸借対照表とは、一定時点の資産と負債、純資産の状況を表にしたものです。

 

「決算書を作る」とはすなわち、売上を集計し、仕入れ・経費を集計し、決算整理をし、資産負債の状況を表にするということです。

 

売上も仕入・経費も日々の経理から数字を拾っていくことになりますが、たぶん皆さんが一番戸惑うのが、決算整理の部分です。

 

決算整理とはザックリいうと年またぎの項目や年に一回の処理のものを整理することを指します。

未収・前受・未払・前払の処理や減価償却なんかもそうですが、それはおいおい説明していきます。

 

さらに、青色申告で65万円控除を適用するためには複式簿記形式での帳簿作成と、貸借対照表を作成する必要があります。

 

青色申告とは、申告書の種類を指します。青色か白色かですが青色が有利です。

複式簿記形式とは、ひとつの取引について複数の科目・項目で記録する方式です。

 

なにはともあれまずは「決算書を作る」というのが第一です。

 

あとの確定申告書の流れとしては、

決算書を作る

所得控除項目を集める(医療費控除など ※ここに入るモノは経費ではないので要注意)

税金を計算する

前払いの税金があれば差し引く

税金の金額が確定し納付する、申告書を提出する

というのが大まかな流れです。

 

これを3月15日までにやってしまう必要があります。

 

特に時間がかかる「決算書を作る」というのがやはり一番ネックになります。

他の手順については資料を集めてしまえばすぐにできますが、この部分は一年間の総集計をしチェックをし、というのに時間がかかります。

 

毎年ですが、年明け後3月過ぎてから一気に仕上げようとするひとがたくさんいらっしゃいます。経理のコツは毎日コツコツですが、はじめて確定申告する方はとりあえずは平成30年分の確定申告書を作成する心づもりでいましょう。

まとめ

はじめての確定申告はとにかく戸惑うことが多いはずです。

特に申告期限がありますので、後回しにしているとどんどん時間が無くなって焦ることになり、結果間違ってしまうことにつながります。

早め早めに動いていただきたいなと毎年思う次第です。明日以降は具体的に決算書を作る手順を解説していきます。

 

もし確定申告書をもう作ったのでチェックしてほしい、今年からはじめられる節税対策や経理のイイ方法をアドバイスしてほしいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ個別コンサルティングをご検討ください。

スポット相談・個別コンサルティング

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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