こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
2020年6月12日から京都市の一部の市税においてキャッシュレス決済が導入されます。支払方法の選択肢が増えて便利になります。
対応可能な税目や注意点など解説します。
概要
市税(住民税や固定資産税など)の支払いは納付書と現金をもって金融機関で支払うことが多いです。クレジットカード決済やネットバンキング納税も市区町村によっては可能となっております。
京都市でもクレジットカード決済等が利用できる状況でしたが、新型コロナウィルスの影響もあり自宅で決済できる方法の拡充の観点から、キャッシュレス決済が導入されることとなりました。
支払の選択肢が増えるというのは納税者の利便性を高めることに繋がりますし、未納を減らす対策にもなり得るでしょう。
対象税目と金額
京都市におけるキャッシュレス決済の対象税目は以下のものです。
- 個人市府民税(普通徴収)
- 固定資産税・都市計画税(土地・家屋、償却資産税)
- 軽自動車税(種別割)
となっています。
市区町村によっては対象税目が異なりますので事前に確認をしてください。
納付書を読み取る形式で支払いを行いますが、金額に制限があります。
- 納付書一枚当たりの支払いが30万円を超えない
- 納付書にバーコードが記載されている
この条件を満たしている場合にはキャッシュレス決済が可能となります。
注意点など
京都市において利用可能なキャッシュレス決済のアプリは以下の三つです。
- PayPay
- LINE Pay
- PayB
となっています。
PayPayとLINE Payについてはそれぞれのアプリにチャージをするタイプの決済となり、PayBは登録している口座から直接引き落としになります。
ちなみにPayPayでの支払いを利用する場合には、
請求書払いを選択して
請求書を読み取るのボタンから納付書のバーコードを読み取るという手順になります。
トップ画面のスキャンのボタンで読み取ることも可能です。
上記の画面で「利用可能な支払先を確認する」というボタンから検索をしてもらうと、公共料金や税金でPayPayでの決済が可能なものが確認できますので便利です。
注意点としては納税証明書がすぐに欲しい方はキャッシュレス決済を通じて支払いをした場合には発行までに3週間ほどかかるということが挙げられます。
支払ったことをすぐに証明したい場合には窓口での支払いが必要です。
また市区町村によって使用できるキャッシュレス決済のアプリが異なりますので注意が必要です。
まとめ
現金で支払おうと思うとコンビニや金融機関に行って、現金を引き出し、窓口で支払って、という段階を踏む必要があります。
キャッシュレス決済ですと、この過程がなくなり自宅で完結することができとても便利です。トライできそうなものがあればチャレンジしてみましょう。