漫画家、同人作家のかたがお客様に多いですが、最初からその仕事で、という方は意外と少ない印象です。好きなことをするためにこの仕事をしている、とおっしゃる方もいて作戦のたて方もいろいろあるなと。
ニーズがある仕事をする
絵が好きで、描くのが好きで、というかたは確かに漫画家・同人作家の方には多いです。そうじゃないと上手くならないといえるのかなと。
好きこそものの上手なれ、と言いますし。
一方で好きなことだけで食べていけるか、というとそういうこともないでしょう。
私のような士業の場合にはものすごくこの仕事が好き、という人は少ない印象です。仕事としてできることをやっている、という感覚が私にはあります。
好きなことが仕事にできるといいか悪いかは置いておいて、作戦として好きなことやジャンルを仕事にしても問題ないぐらい稼ぎがあればよいわけです。
ニーズがある仕事をする、というのも私は良いと考えています。
例えばクリエイティブなこと、絵をかいたり音楽を作ったり、仕事として稼ぎを得るには難しいことも現実的にはあるでしょう。
そういったことをするためにニーズがあって稼げることを仕事にすることを作戦としてもよいのではないかなと。
好きなことは好きなこととして残しておいて、求められることでニーズが大きいもの、それが自分が得意だったりひとより苦労がなくできること、そういうことが仕事にするといいことじゃないかなと考えています。
ライフワークという言葉があり、一方でライスワークという言葉もありますがご存じでしょうか。
ライフワークはいわゆる天職のような意味合いで使われることが多いです。自分の人生をかけれる仕事ともいえるでしょう。
ライスワークは食べていくための仕事という表現のひとつです。だれしも仕事をして生きていくためには稼ぎが必要ですが、その食べるための仕事という意味ですね。
もちろんライフワークで食べていけるのが理想なんでしょうけれどそうそううまくいくわけではない、というのは感じるところです。
好きなことをするための時間
漫画家、同人作家の方は特にヒットするときとそうじゃないときの差が激しいです。売上の波が大きいとも言えます。
そういう場合には法人化はあまり向いていないので私の場合はあまり法人化をおすすめしていません。
代わりにお勧めしていることとしては稼げる仕事で稼ぎきる、目標の資産までやりきる、ということ。
特に私のお客様ではアダルトコンテンツをメインにしている同人作家の方が多いのですが、電子書籍はやはり印税部分(FANZAやDLsiteでは卸価格と表現していることがあります)が大きいです。
一般的な紙の書籍の何倍にもなりますし、実際の収入も多いですからいかに稼ぎきれるかにフォーカスして目標の資産額を貯めきってしまうとかなり安心できます。
そこまでいければあとは同人作品のリリースのペースを落として自分の好きなことをする時間を増やしてもいいでしょう。
それが何年後になるか、どれくらいの資産額の目標なのかなどにもよりますが、実際わたしのお客様でもキャッシュでご自宅を購入して(住宅ローンが通らないことが多いので)、それでかなり安心して好きなことのウェートを増やしている方がいます。
いまの仕事は稼ぐためにやっている、と思い切るとまた違った作戦を立てれる部分もあるかと思いますので少し考える時間を持ってみてください。
まとめ
わたし自身は、ほかの人が苦手なことや不得意なことで自分が苦労なく、ほかの人より時間をかけずにできること、が自分の仕事になると考えています。
ニーズがある仕事に注力して自分のやりたいことをする時間を作っていく、と考えてみてはどうでしょうか。いろんな作戦がありますので試行錯誤してみましょう。