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漫画家・同人作家のかたはどこにゴールを設定するか

漫画家・同人作家のかたはどこにゴールを設定するか

お客様に漫画家や同人作家の方が多いので、お忙しい方が多いのですが、お仕事のゴール設定について相談されることがあります。

身を削って作品作りをしている方も多く、どこまでやれるかということもそうですし、ある程度ゴールを決めた方が仕事にもはりが出て良いのではないかと私は考えているので、今日はその辺の話をお伝えしていきます。

目次

年齢のゴール

いろんなゴール設定があっていいと思いますが、1つは年齢をゴールにしているケースがあります。

若くして活躍し始めている方だといま若いから体力があってできる仕事の仕方をしてたくさん稼いで資産を貯めるということが可能ではありますが、体力的に30歳になったり40歳になったりすると、それまでの仕事の仕方が変わってくる可能性は確かにあります。

私自身はどちらかというと体力勝負ではなく、自分のスキルや知識をどれぐらいちゃんと正確にお伝えできるかということが主眼になってきますが、漫画家や同人作家の方ですとある意味スキルと同時に体力も求められます。

例えば連載を持っている方だとその連載を外さないようにスケジュールはかなりタイトなものになっているケースもあるでしょうし、連載が複数あるようなケースだと一か月の間、全く遊ぶ時間もなく、締め切りが間に合わないというときには徹夜して仕事をするケースなどもあるようです。

昼夜逆転しているかたも私のお客様には比較的いらっしゃって、やはり夜静かな時に仕事がしやすいという面もあるようですが、若いからこそできているということもあるかと思います。

なので30歳とか40歳とか節目と言わず、自分が仕事を始めて何年みたいな形ででもゴールを設定するということも体力面を考慮すると良いのかもしれません。

この辺は仕事の仕方と関わってきますし、同人作家の方で締め切りに追われない生活をしている方だともうちょっとできるということもあるかもしれませんし、ぎゅっと濃密にして20代や30代の期間を過ごしたいという方もいらっしゃるでしょう。

仕事のしかたは価値観や考え方次第なのでしないといけないという正解はありません。

どうしていきたいかなぁということをより考えてみる時間を作ってみましょう。

資産をゴールにする

同人作家の方ですと売れ子になってくると売り上げだけで数千万円のことはあり得ます。

税金もそれなりに多くかかるのですが、源泉徴収されていることと、平均課税で所得税についてある程度コントロールが効きやすいです。

また、経費が少ない傾向なのでその分手元に溜まっていく金額も多くなっていくのですが、なかなか使う時間がないとおっしゃる方も中にはいらっしゃいます。

食べれるようになってくるということと同時に資産が溜まってくるとそれをいかにして今のうちに使うかどうか使いたいか。

どれくらいあると安心できるかということを考え始めることも良いかもしれません。

今後生活して生きていく上でこれぐらいあると安心かもと思える金額を頑張って目安にするというのも1つゴール設定になりよるでしょう。

30年後に1億円使えるということと、いま手元の3,000万円とで価値の感じ方が全然違ってくるというのはあり得ます。

自宅を買うということでも、漫画家や同人作家の方だとローンが通りにくいということあります。また住宅ローン控除は合計所得金額の制限がありますので、それを超えている方だとそもそもローンが使えません。

住宅ローンも通らないので、キャッシュで買うみたいなことも見かけます。

個人の生活設計や人生設計において不動産がどういう位置づけになるのかということも含めて考えるのが良いのかなと。

預金についてもそのまま置いておくだけではなく、資産運用として新NISAやiDeCoそういったものを活用するのも選択肢で資産運用という意味で考えておくこともおすすめしています。

自分の時間をゴール

全く自分の時間がなくプライベートなことで楽しめる時間を持てないということも、漫画家や同人作家のかたでいらっしゃいます。

何のために仕事をするのが楽しいからというのはもちろんあると思うんですが、ご自身の時間をどう使っていきたいかということを改めて考えるきっかけがあるといいです。

健康に仕事を続けられる限りは続けたいということであれば、自分の健康維持のために時間を使っていくというのも長い目で見ると有効です。

そういった時間をどうやって捻出するのか、仕事のやり方を変えたり、仕事の量を変えたり、ある程度稼げるようになってきたときに、そういうことも考えた方が良いかもしれません。

仕事の量を抑えるっていうのは自分でというのは難しいかもしれませんが、例えばアシスタントさんをひとり増やすことで自分がやっていた仕事を分担して任せられる人を育てる。

それによって自分が手取りを減るかもしれませんが、時間は増える。

また原稿料の単価交渉をするということもときには必要です。

それによって収入が上がればアシスタントさんを増やすことができるかもしれませんし、時間をうまく使うようにコントロールをし始める可能性もあります。

割と漫画家や同人作家のかたは受け身の方が多いので、例えば連載で出版社と取引があるような場合でも次の連載のときには原稿料上げて欲しいといった交渉もできれば、仕事を長く続けていくためには必要なことですので、考えておくと良いかもしれません。

まとめ

いろんなゴール設定があっていいですし、設定したくないというかたもいらっしゃるかもしれません。

ただいつまでどれくらい仕事ができるのか、体力的なものというのは必ずあるのでそのあたりとどう折り合いをつけていくかは考えておいた方がよいです。

特に連載があるようなかただと無理しすぎて体調を崩してしまうケースをお見受けします。そういう状況になってしまうと不本意かなと思いますのでコントロールできるところはやりつつゴール設定についても一度考えてみてもらえればと。

それが長く仕事を続けるためにはよいことだったりしますので。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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