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漫画家・同人作家の収入はいくつかあったほうがいいか

漫画家・同人作家の収入はいくつかあったほうがいいか

漫画家・同人作家のかたの顧問やご相談を受けることが増えていますが、営業面でのご相談もそれなりにいただきます。

いろんな方の活動を見られるというのはこの仕事ならではかもしれません。

そのうえでリスクマネジメントで考えると収入源はいくつかあったほうがよいか考えてみましょう。

目次

収入源が偏ることのリスク

収入源が偏ることのリスクとしてはやはり急に売り上げが下がることがあるから、という点です。

漫画家・同人作家の方は特になのですが急に売り上げが今月だけ下がった、みたいなことが発生することがあります。

作家の方となんででしょうねというお話をしてもこちらでわかる理由がみあたらないことも。

そういうことがあると思って対応するのか、ないと思って対応するのかでやり方が変わってくるのも事実です。

これが一カ月だけの短期間で済めばよいですがそういう見込みを立てれないというのもまたよくある話で。

反対にものすごく売り上げが伸びた、ということもあります。

なんででしょうねとこちらも確認すると、作家自身に知らされないままFANZAやDLsite側で広告を打ってくれていた、みたいなことも。

こういうのも基本は作家側に通知されないようなのでやはりプラットフォームに依存している状態だとこういうことは起こり得ます。

ここに悩むかどうかですがこちらでコントロールが効かないことなのであまり気にしないほうがいいですと相談があればお伝えするようにしています。

その代わりそのリスクを分散させるためにどこのプラットフォームで配信するか作品をリリースするのか、電子書籍か紙媒体か、そういう作戦はある程度考えてもいいですねと。

分散のさせ方も工夫のしどころ

コロナ禍でコミックマーケットの規模が縮小した時期がありました。いまは比較的以前に近い状態になりつつありますが、作家をサポートする立場でみていると紙媒体ではもう出さない、コミックマーケットには出展しないという人もいます。

紙媒体は紙媒体でそれが好きだ、という方も一定数残っていると聞きますのでそれをやるかどうか。

また、コミックマーケットで出すものは電子書籍や委託販売(メロンブックスなど)よりも先行して出す、という作戦の方もいらっしゃいます。

コミックマーケットで残った在庫は委託販売に回すなどして在庫がさばけるように工夫することも選択肢です。

電子書籍でもFANZAユーザー向けの作品テイストなのか、DLsite向けの作品テイストなのかでも作戦の立て方が変わってきます。

どちらかだけを先行で出して専売表示にしておくなどもやり方としてはあるそうです。

同人をやりつつ商業での連載もというケースもあったり、いろんな収入源の持ち方でリスク分散がしやすい反面、作戦に工夫が必要になっています。

まとめ

作家に限らずフリーランスや法人でも売上をひとつの取引先に依存している状態はリスキーな面がありますので、作戦を考えつつ工夫してみましょう。

こういったことも顧問をしているとコミュニケーションの中で出てきます。話をすることで整理できることもあるので作戦立案の参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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