顧問契約をご依頼いただいた際には初回面談をお願いしております。その時にどんなことをこちらからうかがうかなど初めての場合は特にわからないことも多いかと思いますので初回面談についてお伝えします。
初回面談=即契約、ではない
初回面談では契約のお話をすることはそうなのですが、可能な限り冒頭で「面談をもって必ず契約するということではない」とお伝えしています。
ご契約いただければもちろんうれしいのですが、話をしていくうちに「あれ?なんか違うかも」ということはありえます。
そうなった時に言いだしづらくて結局契約してしまったとなるとミスマッチの原因ですし、お互いにストレスになってしまうこともあるでしょう。
私の事務所ホームページでは顧問契約後はこんな風にやっていきます、というスタンダードモデルのような形でだしていますし、顧問料なども記載しています。
YouTube動画がきっかけでご依頼をいただくケースも増えてきているのですが、そちらでも私自身のスタンスをお伝えしていますので参考にしてみてください。
お申込みの前段階であればスタンスなどが違えば申し込みしない選択ができますが、申し込みしてから違うかもとなったときにも申し出ていただきたいのです。
例えばですが法人成り一つとっても税理士として勧めるのか、そうじゃないのか。ご自身が法人成りをどうしてもしたい、という場合には勧める税理士のほうがやりやすいでしょう。
顧問契約では長く続くことが多いので最初の段階で違和感があったり、あれ違うかもとなったときにミスマッチがずっと続いてしまいます。
その状態で事業を続けるのはやはり大変ですしすごくもったいないことじゃないかなというのが私の考えです。
なので特に初回面談で契約に対して疑問や質問があればぜひ聞いていただいたほうが良いですしそのうえでその場で返事を催促しませんので、考える時間があってお返事をいただくこともあります。
その場でお返事をいただくことも多くそれはそれでとてもうれしいですが、初回面談したら必ず契約しなければいけないというプレッシャーのない対応を心がけています。
こんなことを伺います
ヒアリング内容としては以下のようなことで、ご契約後の仕事の進め方や資料のやり取り、連絡ツールについてもすり合わせをします。
事業の内容、事業開始の時期、申告の種類(青色か白色か)、事業年度、納税地、消費税の状況(インボイス登録しているかどうか、申告の方法、経理の方法など)などです。
これらに加えて特にいま気になっていることなどもお伺いしています。
また、過去の申告についても確認させてもらっていて最近は実は申告できていないというお話をいただくこともあります。
そういった際も怒ったりしませんし、では先に去年以前の分の申告をしておきましょうか、というこれからやるべきことにフォーカスしてのお話をしています。
無申告とか自分で申告をしていて間違っていたケースなどで相談するのにとても不安に感じるかたがいらっしゃいますが、ご相談の時点で判明したのであればむしろ良かったです。
というのも税務調査が来てしまうとやはり後手後手になってしまいますし、遅れたとしても自主申告したり、間違っていたら修正申告や更正の請求をすればよいのです。
そのチャンスがきちんとできた、今後はきちんとしたいという思いを強くする方もいらっしゃいます。
まとめ
初回面談で必ず契約しないといけないというプレッシャーを感じているかも、と思い初回面談の話を書いてみました。
初回の面談の場で良いお返事をいただくことも多いですがそれは事務所ホームページやYouTube動画で私のスタンスや仕事の仕方をよくご存じで、なおかつ初回面談の内容と違いがないからだと考えています。