帳簿書類や経理事務は手書きにこだわるという方もいらっしゃるかもしれませんが、こだわるところは変えることをおすすめしています。
オンラインのほうが何かと便利で効率につながりますので少しずつでも取り入れてみましょう。
節約につながる
金融機関の窓口で支払い手続きなどをしている方もまだまだいらっしゃいますが、ネットバンキングやネット銀行を使えるとガラッと時間の使いかたが変わります。
銀行に行く時間、待ち時間、帰ってくる時間とそれぞれ時間を要するものです。
インターネットバンキングがパソコンで使えるならこれらの待ち時間はないに等しいです。パソコン立ち上げてwebサイトにアクセスして振込処理するだけです。
以前はネット銀行で社会保険料の振替や税金の納付ができないケースはありました。
最近は対応が進んできていていわゆる店舗窓口がある金融機関とネットだけの対応の金融機関には遜色がなくなってきています。
時間の節約は意識していないと変わりませんので、銀行の窓口に行くのが手間だなと感じるのであれば変えてみるチャンスです。
店舗がない金融機関の場合はネットでのやり取りがメインになりますが振込手数料はネット銀行は総じて店舗窓口での振込より低く抑えられています。
いまだに都市銀行だと770円とか取られますし引き出すのにも手数料がかかりますが、ネット銀行だと手数料がないもしくは低く抑えられているケースが多いです。
手数料の節約にもつながりますね。
通帳もネット銀行だとないケースがありますが、経理事務や帳簿付けではネット銀行とクラウド会計ソフトの相性はとてもよいです。
いわゆる通帳をコピーしてそれを一行ずつ入力する、なんてことはやめようと思えばネット対応の銀行とクラウド会計ソフトでいくらでも可能になります。
オンラインでの取引やオンライン上でデータ・情報が取れるものはわざわざ紙にしなくてもよい状態になっていますので、ペーパーレス・ペーパーストックレスにも一役買えるというわけです。
税務はオンラインがメインになりつつある
経理関係はオンラインにしても税務関係はどうだろうか、と感じるかたもいらっしゃるでしょう。
税務のほうはもっとオンラインが進み始めています。
というのも、税務署は来年1月から税務署に提出した紙の申告書や申請書、届出書の控えに種々印を押印をしないという通知を出しています。
いままでだと紙で提出したものについては控えを持参もしくは提出用と一緒に郵送すると収受印を押印してくれていました。
それを無くすといっているわけです。
ではどうすればいいかというとオンラインで基本的には提出してくださいということのようです。
オンライン対応していないものもまだまだあるのですが、それはさておいて、オンラインで提出したら提出日等がわかるからそれで代用しなさいと。
結構困ることになるかも、と思っていますが押さないと言っている以上は押さない運用に代わる可能性が高いです。
オンライン化してくださいね、ということが税務でも進んでいるひとつめです。
二つ目は納付書を配布しないと税務署が通知をしているということ。
いままでだと国税の納付書は税務署から送られてくることが多く、そこに税額を記載して金融機関の窓口で納付ができました。
これを配らないと言っているわけですね。
ではこちらとしてはどうすればよいかですが、さすがに納付書を取りに行ったらもらえるようですが、納付もオンライン化してくださいと。
いわゆるキャッシュレス納付などはこの数年で急速に認知度があがってきて使い勝手もよくなってきています。
紙の納付書をどうやら税務署側としては減らしたいようです。
対応可能であればもちろんオンラインで納付が便利なのですが一回こっきりの譲渡所得税や相続税はキャッシュレス納付手続きの手間を考えると紙の納付書で納付するのが便利でしょう。
法人や個人事業主で事業継続しているところであれば国税の納付のタイミングというのは割とありますので、キャッシュレス納付対応をしておくと銀行に行く手間を省けるという点でも効率的です。
まとめ
収受印を押さない→オンラインで提出して、紙の納付書を配らない→キャッシュレス納付つまりオンラインで納付して、という方向性に税務の世界もかじ取りが進んでいるわけです。
こういったことに対応することが今後は必要になってくるのであれば経理事務の効率化と同時に進められるところはオンライン対応をしていくのがおすすめですのでトライしてみましょう。