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急がば回れ 確定申告を早く終わらせる方法

急がば回れ 確定申告を早く終わらせる方法

秋になると確定申告がイヤだな、憂鬱だなと思うフリーランスの方も多いようです。仕事が手につかない状態はよくないですが、それでもやらなければいけないことのひとつです。

上手に乗り切り早く終わらせる方法を考えてみます。

目次

必要な資料を過不足なくそろえる

一番問題なのがいざ確定申告をやりはじめて「アレが足りない」「コレはどこにいった」となることです。

仕事でもなんでもそうですが、必要なモノが必要な時にないことほどストレスがたまることはありません。

トイレに入ってトイレットペーパーがないと困るでしょう。

確定申告をするときに生命保険料控除証明書が見当たらないと他のことが完成していてもそれを探す時間が必要です。

この時間が一番もったいないわけですよね。

いまちょうど各種控除証明が届き始めていますが失くすと再発行依頼をしないといけないですし手間がかかります。

必要な資料を過不足なくそろえる、ということが効率化の一歩目です。

では資料準備のために何をしておきたいかというと、前回の復習と必要書類のピックアップです。

前回の復習をしておく

前回の復習をしておくことはとても大事です。なぜか。

それは年に一回の確定申告なので忘れていることが結構あるからです。その忘れた状態で確定申告に突入していくのでさらに時間がかかることになります。

あれはどうしてたっけ、そういうことを思い出す時間というのがとても無駄です。

前回の流れや資料、こういう風にやっていたなという復習をしておくことでスムーズに取り組めます。

これはフリーランスのかたで自分でやっているかただけにいえることではなく、わたし自身も復習をしてから取り組んでいます。

自分の確定申告で復習しておくことで、お客様の申告業務もスムーズに取り組めるというわけです。

そうしておかないとわたし自身も年に一回の確定申告ですから忘れていることがたくさんあり、また今年からの改正項目などもあるのでそれを抑えるという意味でも前回の復習、自分の申告で思い出すことが重要となります。

確定申告書等作成コーナーで申告をする場合にも前回の申告時のデータを引き継いで申告できます。

データを探したりしていないでしょうか。復習が終わったらデータをまとめておくこともおすすめです。

申告に関するデータをまとめておく

確定申告書を作成する前段階として会計情報をまとめておく必要があります。要は決算書です。

決算書があって利益計算をしてからの申告書ですので、会計をまとめることも考えておきましょう。

前回の申告データもそうですし、今回の会計データも今のうちから手を付けておくのがよいです。

帳簿付けは溜めるとどんどんやりたくなくなるのが常です。時間もかかりますし、思い出す作業がまた入ってきます。

通帳をみて「この支出なんだっけ」「この入金は売掛金だけど請求と金額が違うな、なんでだろう」となる経験はだれしもあります。

これを半年後にするのか先週のをするのかで記憶の鮮明さというのは違ってくるものです。

先週の通帳を見てこの支出が何だったのかを思い出す時間と、半年後や年明けに思い出すのでは時間のかかり方もそうですし資料確認などの手間も違ってきます。

思い出す時間をいかに減らせるかというのは会計情報をまとめる際のキーポイントです。

こまめに帳簿付けができているのが最も良い状態ですが、せめてひと月分ぐらいの溜まりにはとどめておきたいです。

クラウド会計ソフトなどを使えばデータ連携で通帳データやクレジットカード連携ができるのでそういうものを使うことも視野に入れてみましょう。

時間をかければ利益が減ったり増えたりするかというとそうではなく、時間をかけても何の支出かわからなければ結局経費から外して申告することになり、税金計算上は不利になる可能性もあります。

まとめ

資料揃える、復習する、データまとめ、この3つを意識してもらえるとまた違って確定申告のことが見えてくるかと思います。

時間をかければよいものができるというたぐいのものではないのでいかに効率よく進められるかが早く終えるカギを握ります。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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