フリーランスのかた向けに確定申告が終わった後の整理・保存についてお伝えします。終わった今の段階で整理をして保存しておきましょう。
請求書、領収書、レシートの整理・保存
請求書や領収書、レシートはデータのものはデータで、紙のものは紙で保存しておくことで充分です。
今でも時々見かけるのが、ノートなどにレシートや領収書を貼り付けて保存をしている方法です。
あとで見返すことはほぼないと言えますし、整理して保存するだけならばこういった手間は不要です。
私は毎月のレシート関係は月ごとに封筒に入れて保存しています。
確定申告が終わって整理の段階で、フォルダに保管しておくだけです。
ものとしてはこういったタイプのフォルダがおすすめで、13個の収納スペースがあれば、12か月分+確定申告時の資料という形で保存できます。
確定申告時の資料というのは各種控除関係(寄付金控除、医療費控除、社会保険料控除などで使用した証明書など)です。
申告書と決算書そのものは電子申告をしている場合には紙に印刷する必要はなく、年度ごとのご自身のパソコンに保存しておけば印刷が必要な時にだけそこから印刷すれば事足ります。
データのものはデータで、紙のものは紙で、整理して保管をしておきましょう。
帳簿関係の整理・保存
総勘定元帳と仕訳(日記)帳については会計ソフトを使っている場合にはデータ化できますのでPDF化しておきます。
帳簿関係も保存をしておくことが青色申告をしている場合には特に必要となります。
ただ普段は見ないでしょうからとりあえずPDF化しておいてデータを保存しておきましょう。
前段のレシートや請求書関係のデータとともに年度ごとのフォルダに保存しておくとどこにいったっけ、とならないのでおすすめです。
帳簿書類についてもあとで見返すことはほぼないと考えられますので保存をしておくことでひとまず事足ります。
データのものについてはDropboxなどのファイル共有ソフトに入れておくなどしておけばよいでしょう。
自分のパソコンと外部バックアップがあるとより確かです。
会計ソフトの年度繰り越し
会計ソフトの年度繰り越しも忘れないようにやっておきましょう。
念のため決算書と会計ソフトでの最終の試算表の内容に差異がないかを確認してから年度繰り越しの処理をして2023年に年度を変更します。
会計ソフトごとに年度確定繰り越しの処理をする箇所がありますので忘れずに繰り越してください。
freeeは右上のプランの横にいま触っているデータがいつのモノかの表示があります。この表示部分にマウスを持ってくるとこのように「年度締め」のリンクがでてきますのでここから年度繰り越しができます。
マネーフォワード確定申告は左側のメニュー「決算・申告」のしたのほうに次年度繰越がありますのでここから年度繰越をして新しい年度に切り替えられます。
やよい会計は左上にファイルがありそこから繰越処理を選ぶことで年度繰越ができます。
繰越をしたら今期、2023年分の帳簿付けをお休みしていた方も多いでしょうから帳簿付けも再開していきましょう。
溜めると後で面倒なことが増えますのでこまめにやることをオススメしています。
まとめ
確定申告が終わってほっとしていると思いますがフリーランスのかたにとっては新しい事業年度、2023年は始まっています。
2023年の処理を始める前に2022年の処理を整理して保存・保管をしておきましょう。