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フリーランスが事業継続できなくなる要素

フリーランスが事業継続できなくなる要素

フリーランスのかたの支援、サポートをしていると事業継続できなくなるかも、という状況を見かけることがあります。

どんな状況になると事業継続が難しくなるか。そこを抑えておくと対策が取れますので整理してみましょう。

目次

3つの要素 時間、金銭、健康

大きく分けて3つの要素が事業継続を困難にすることが多いです。

時間

とにかく時間がない、という場合。家族や家庭との時間を大切にしたいと考えていたにもかかわらずその時間がない。

営業時間という名の拘束時間がとても長く、疲労困憊で家に帰っても何もする気にならない、と。

こうなると事業を続けるのに苦痛を感じるかたがでてきます。

時間的な余裕はある程度持たせておいた方がよく、空白期間というかバッファを持たせるようにしてはどうか?とお伝えしています。

例えば飲食店、カフェバーなどで昼前から夜まで通し営業をしている場合には、11時から夜の21時まで拘束されたり、ということがあります。

こうなるとその前後1時間ずつも通勤や仕込み、後片付けなどで時間を要しますので下手をすると12時間拘束です。

アルバイトやパートがいればまだ少し改善するかもしれませんが自分がひとりでやるみたいなときには、オープンとクローズは店にいる必要があるでしょう。

一日のうち半分以上の時間が仕事になっているので時間が足りないと感じるのも当然です。

通し営業から変えてみたり、夜の営業帯の顧客数が少ないのであれば曜日を決めて夜営業するなどの工夫をしないとジリ貧になります。

時間的な余裕がないといろんなことをする気力がなくなっていきます。

金銭

一生懸命がんばっているのに売上があがらない、預金残高がどんどん少なくなっていく。

事業計画を作成しているのをお見掛けすることもありますがいきなり売上が月に50万円、100万円を達成することは業種にもよるかもしれませんが稀です。

飲食店で初月から2カ月ほどは好調というケースもありますがその後はどんどん売上が減ってしまうケースも。

金銭的な余裕があるうちに手を打たないと手遅れになることがあります。

この金銭的な余裕は何でチェックするかというとやはり帳簿付け、経理をして数字で確認するのが確かです。

金銭的な余裕がない場合に意外と多いのが帳簿付けを全くやっていなくて判断材料となる数字が分からないこと。

おカネもある意味数字ですので、新しいことを始めたほうがいいかどうかは肌感覚だけではなく判断材料を少し増やしてみましょう。

健康

時間の部分にも通ずることがありますが、無理がたたって健康を損なってしまうと事業継続が困難になります。

独立直後からある程度売り上げが見込める状態になるまでタイムラグがあるものです。

その期間は不安のほうが強く、また休むと収入に直結すると強く感じることから健康はさておき無理をして仕事をしすぎる状況が続くことがあります。

そうなると不安な気持ちを抱えたまま長時間仕事をするわけですので体の調子が悪くなる方向に進みます。

健康を損なって入院などをしてしまうと事業継続ができなくなりますし、今お請けしている仕事にも影響が大きいです。

頑張るのと無理をするのは違いますのでどこでバランスを取るのか考えてみましょう。

複合的に絡み合う

3つの要因をお伝えしましたがどれか一つ、というわけではなく複合的に絡み合います。

売上があがらない→仕事の時間を増やす→余裕がなくなる→健康を損なう、みたいな流れになると何処かで歯止めをかけなければいけません。

一気に事業停止まで進んでしまうこともあり得るわけです。

拘束時間が長いと心の余裕がなくなりますし、新しいことをして事業に刺激を入れる、みたいなこともやる気がなくなっていきます。

ご自身の仕事のしかた、時間、おカネ、健康についてフリーランスになると誰もフォローしてくれませんのでケアを自分でしていくほかありません。

どこかに無理がでていないか、心の余裕があるか、少しチェックしてみましょう。

まとめ

事業継続のためには利益が必要、とお伝えするのですが体を壊しては本末転倒です。

「時間がない」が状況が悪化するトリガーになっていることが多い印象ですので、自分の仕事の時間、環境を少し見直してみましょう。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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