まだタイミングじゃないな、という方はぜひ毎月末の事務所通信メルマガ(無料)の登録をこちらから!

申告書提出後の所得税の納付方法を考えておく

所得税の納付方法

こんにちは、京都の税理士ジンノです。

所得税の確定申告をご自身でされる場合に申告書の提出が完了したら終わり、ではなく納めるべき税金があれば納付手続きが必要です。

還付の場合は振込口座を申告書に記載するので申告書を提出したら待つのみですが、納付については待っていても納付書が送られてくることはありません。

所得税の納付方法をどうするか考えておきましょう。

 

目次

窓口で納付する

窓口で納付する方法が一番身近な方が多いかと考えます。金融機関は基本的にどこでも良いです。

 

納付書を別途用意する必要があります。

例えば申告書をオンラインで提出した場合には納付書だけ税務署に取りに行くことになります。

 

申告書の提出は結構時間がかかることがありますが(窓口の状況による)、納付書だけもらうのであれば時間はかかりません。

 

所轄の税務署であればその税務署宛の納付書は窓口の前にたくさん置いてありますのでサッととってくれば良いです。

 

もし申告書をオンラインではなく紙で提出し納付が必要な場合でも基本的には同じです。

 

郵送の場合はオンラインで提出した場合と同じく納付書を取りに行き、金融機関で納めることになります。

 

ただし税務署に行くのであればその税務署で納税することも可能です。その場で納めることができれば一番楽でしょう。

 

税務署が空いている時間に行くことができる場合には納付金額を持っていけばその場で納税したいと伝えれば事足ります。一回で済むので手間が減らせます。

 

もし税務署に行くのが億劫だなという場合には金額の制限はありますがコンビニエンスストアで納付することもできます。(源泉所得税の納付には対応していません)

 

30万円以下であればコンビニエンスストアで支払うための情報を専用のサイトで登録をするとQRコードが発行されます。

 

そのQRコードをコンビニに持参して端末で手続きをすればコンビニエンスストアで納付が可能です。ローソンをファミリーマートが対応しています。

 

バーコード納付といって同じく30万円以下であれば税務署でバーコード付きの納付書を発行してもらえますが税務署に行く手間は同じですのでここでは割愛します。

 

バーコード納付するのであればQRコードでの納税を自宅でトライするほうがいいでしょう。(税務署に行かなくて済むので)

 

クレジットカードで納付する

クレジットカードでの納税も近年始まりました。

上記の窓口での納税と比べるとキャッシュを使わなくて済む、窓口に行かなくて済むという利点があります。

 

ただしクレジットカードでの決済料が納税する金額に応じて必要になる点は注意点のひとつです。

 

納税金額が大きい場合にはそれなりの金額になります。

またもう一つのメリットとしては所得税の確定申告の場合、申告期限が納期限になります。これが原則です。

 

クレジットカード納付の場合にも申告期限内の決済をしなければいけませんが引き落としが遅くなりますので実質的には後ろ倒しできます。

 

3月15日にクレジットカード納税で決済をした場合には、そのカード利用代金の支払日が翌月末であれば4月30日になるということです。カードの支払とこのあたりは同じになります。

 

ちなみに税務署の窓口ではクレジットカードでの納税は出来ません。

他に気になることがある場合には国税庁HPのクレジットカード納付のQ&Aを参考にしてみてください。

 

家で納税できるのはやはりとても便利です。税務署も金融機関も混んでいるタイミングが予測できませんので予想外に待ち時間が発生することがあります。

 

申告書をオンラインで提出できるスキルがある方は、納税もオンラインで済ませられると考えますのでトライしてみましょう。

 

振替にしておく

納付について毎回手続きをしたくない、ということであれば振替納税も選択肢のひとつです。

 

税務署又は金融機関、もしくはオンラインでも振替納税の手続きができるようになっています。

 

振替納税をしておけば納付の場合は指定期日に申告納税額が引き落としされますので納付手続きそのものが不要です。

 

ただし残高が不足していると不納付の状態になってしまいますので延滞税が課される可能性があります。

 

その点を除けば非常に便利ですのでやってみる価値はあると私は考えています。ちなみに私も振替納税で国税の納税を行っています。

 

毎年納付する金額があって手続が煩わしいと感じるかたでしたら初回に手続きを済ませてしまえば、期中の予定納税がある場合にも振替で引き落としされます。

 

振替納税はフリーランスの方の場合には所得税と消費税が対象となっています。

 

まとめ

所得税の申告書を提出した後に納税をどうするか、確認してみました。

確定申告書等作成コーナーで申告書を作成したり提出した場合には納税方法の案内がありますので見逃さないようにしましょう。

 

毎年ですが所得税の申告が終わったら納付書が来ると思っていたと仰る相談者の方がいらっしゃいますが、所得税のような申告納税制度の場合には自分で納付するところまでがセットです。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

目次