私の事務所では、漫画家や同人作家のお客様からのご依頼が多いです。
ご依頼の目的としては、もちろん確定申告書を正確に仕上げて無事に申告することが第一の目的ではありますが、それ以上にお客様に感じていただきたいメリットがありますので、その点をお伝えします。
ご依頼いただくメリット
確定申告に対してポジティブに向き合える作家の方は、あまり多くないのが現実です。
特に事務作業が苦手な方が多い印象で、ご自身で申告書や決算書を作成するのにとても時間がかかるケースが多く見受けられます。
知り合いの作家の方でも、ギリギリになってしまって「本当に合っているのかどうかもわからないまま、とりあえず申告書を提出した」という経験をお持ちの方が少なくありません。
日々こまめに数字を入力・管理できていればよいのですが、現実にはまとめて仕訳を入力し、決算書を一気に作り上げるという方が多いと聞いています。
私はやはり、ご自身が得意なことに時間を使っていただいたほうがよいと思っています。作品作りに使える時間が増えることで、結果的に収入につながるケースも多いでしょう。
事務所では、作家の方からご依頼をいただいた際に必ずお伝えしていることがあります。それは「ご自身の時間をクリエイティブな作業に使ってほしい」ということです。
もちろん、ご自身で申告できる方はそれで構いません。ただ、その時間を作品作りに充てたほうがより効率的ではないか、と考えています。
実際に、当事務所にご依頼いただいて1年・2年と継続することで、売り上げを着実に伸ばしていけるお客様も多くいらっしゃいます。「時間ができて、作品作りや練習に集中できました」というお礼・感謝の声を多くいただいています。
税理士報酬はかかりますが、ご自身で作成するよりも正確な内容で、創作に集中しながら申告を完了できるというのは、大きなメリットだと思っています。
ご依頼いただくとより効果を感じていただきやすい方
確定申告の依頼を検討される方に、当事務所でよく見られる傾向をお伝えします。
まず多いのは、「自分でやり切るには売り上げが多くなりすぎて、対応が大変になってきた」と感じている方です。
目安としては売上が1,000万円前後になってくると、ご自身だけで対応するのが難しくなってくることが多いです。
税額の多寡だけでなく、各種特例の適用や消費税の計算が加わってくると、その複雑さに苦労を感じる方が増えてきます。
販売ルートが複数ある場合は売上の把握自体も大変になりますし、支払調書だけでは処理しきれないケースも増えてきます。売上規模が1,000万円というのはひとつの目安になるかと思います。
また、申告期限ギリギリになってしまう方は、特にご依頼いただいたほうが安心です。
ここ数年、漫画家・同人作家の方、同人ゲームや動画配信者の方への税務調査が増えています。
その多くが、無申告や申告漏れの状態が長期化してしまったケースです。締め切りを抱える作家の方は特に、申告を後回しにしがちな傾向が見られます。
そのようなリスクが少しでも生じる可能性があるなら、税理士に依頼することで安心してご自身の仕事に取り組めると思います。
月々の資料共有や確認事項は発生しますが、ご自身でそれらを一人で解決するよりも、気持ちの面でもずっと楽になるはずです。
イメージとしては、背景を描くアシスタントに作業を手伝ってもらうように、税務についてもアシスタントとして任せてもらう、そんな感覚で考えていただければと思います。
まとめ
確定申告は、作家活動を続ける上で避けて通れない大切な業務です。しかし、それに費やす時間や労力は、本来であれば作品作りに向けるべきエネルギーでもあります。
税務の専門家に任せることは「コスト」ではなく、創作に集中するための「投資」と考えていただけるとよいかなと考えています。
売上規模が増えてきた方、申告に毎年不安を感じている方は、ぜひ一度スポット相談からでもご相談ください。あなたの創作活動を、税務の面からしっかりとサポートします。
