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同人作家の目標設定の考え方

私の事務所では、漫画家・同人作家の方が多く在籍しています。漫画家の方は商業連載があるケースが多い一方、同人作家の方は自分でスケジュールを立てて、ご自身だけで制作しているケースが多いです。

そういった方々の中で、目標設定についてどういう考え方をするのかということについて、少しお伝えしておきたいと思います。

目次

自分でスケジュールを管理していく

同人作家の方とお話ししていると、特にスケジュール管理が苦手という方が多い印象です。

ご自身だけで作品を作ってリリースしていくわけですので、商業連載のような形ではなく、自分でコントロールしていく必要があります。

例えば商業連載であれば、締め切りがあって担当編集者がいて、いろんな方が関わってきます。

しかし同人作家の場合は、自分で作品を制作してリリースしていくわけですので、誰も何も言わないわけです。そうなると、やはりご自身のスケジュール管理が物を言ってくる部分があります。

私の事務所でサポートしていて長く活動しておられる作家のかたは、この辺りがとても上手にできている印象です。

例えば、年間に何作出すか、何ページのものをいくつ出すかということをあらかじめ決めているケースが多いです。

「30ページの作品を4つ出すのか」「50ページの作品を3つ出すのか」「70ページの作品を2つ出すのか」といったことを確認しながら作業を進めていらっしゃいます。

このあたりはそれぞれの仕事のやり方にもよりますし、作品の内容やご自身のスタンスも関わってくると思います。ただ、あまり何も決めずにやっていると、やはりペースとしては鈍ってくるケースが多いです。

人は易きに流れてしまうもので、だれにも何も言われないとコントロールしようと思ってもラクなほうにいってしまうものです。

一方で同人作家として仕事をしているかただと商業連載がハードすぎて体調などを壊してしまって、という形での同人活動をメインに鞍替えしたかたもいますのでバランスは難しいところですが、何も考えていないとやはり「コンスタントに」という部分は難易度があがります。

これは私の事務所のお客様の傾向ではあるのですが、ある程度スケジュール管理ができていて、コンスタントに作品をリリースできている方の方が、売上としては高くなる傾向が強いです。

「自分で立つ」と書いて自立、「自らを律する」と書いて自律という言葉があります。

フリーランスの多くが売上に悩むケースというのはよくあることで、同人作家の場合も作品をたくさん出せば全部売れるかというと、そういうわけでもないと思います。

ただ、年に1作しか出せない方が博打を打つよりも、年に3〜4回コンスタントに出せる方の方が、チャンスは広がっていく可能性があるのではないかと感じています。

一定数のファンがついているのであれば年に1回、2回のリリースでもそれなりに売上はたつでしょう。そこまでに至ってないという実感があるのであれば、ファンを増やすために短めの作品を定期的にリリースできる方がファンに訴求する可能性は高まります。

時間の使い方についても工夫を

時間の使い方についても、ある程度スケジュールを管理しておく方が望ましいです。

例えば私の知っている方だと、「午前中はしっかり作業をして、昼からは自由な時間にする。その代わり、その日のノルマが終わったらすぐに仕事を切り上げる」というやり方をしているようです。

これは、アメリカの著名な作家であるスティーヴン・キングも同じような考え方で取り組んでいると聞いたことがあります

。彼も午前中はしっかり原稿を書き、集中できる環境を整えて作業をする。昼からは読書や好きなことに時間を使うというスタイルにしているそうです。それによってコンスタントに作品を作る環境が整うというわけです。

いわゆる「バッファ(余白)」を持たせたスケジューリングも大事ですし、「このページ数なら何日で終わる」といった見通しをある程度立てておく方が望ましいのではないかと思います。

超売れっ子の作家であれば、リリースが多少遅れてもファンが待っていてくれることもあるでしょう。しかしそうでない段階では、ある程度コンスタントに作品を出せる方が売上につながるケースが多いのではないかと思います。

コンスタントにリリースができることでヒットする作品がでてくるはずです。それをさらに分析して深堀してシリーズ化したりというのも作戦のひとつです。

フリーランスはこの辺りが悩みどころではあります。漫画家や同人作家に限らず、自営業で仕事をしている方は、自分の時間の使い方が自由である分、自立・自律が求められます。

お金の使い方や時間の使い方について、どういったコントロールを効かせていきたいかということは、確定申告が終わったであろう今の時期あらためて年間計画を考えてみましょう。

まとめ

同人作家として長く活動し、安定した売上を上げていくためには、「自分でスケジュールを管理する力」が大きな鍵を握っています。

商業連載のように外部からの締め切りや担当者がいない分、自立と自律の意識がより一層重要になってきます。

年間の作品数やページ数をあらかじめ計画しておくこと、午前中に集中して作業するといった時間のリズムを作ること、そして無理のないバッファを持ったスケジューリングを心がけること。

こうした積み重ねが、コンスタントなリリースを生み、結果として活動の幅やチャンスの広がりにつながっていくのではないでしょうか。

完璧なやり方は人それぞれですが、「何も決めずに動く」よりも「ある程度決めて動く」方が、長期的には自分の創作活動を支える土台になると思います。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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