私の事務所のお客様には、漫画家や同人作家で結構な所得になっている方が多くいらっしゃいます。
だいたい1,000万円の売上を超えてくると顧問のご依頼いただくケースが多いのですが、所得を2,000万円、3,000万円と増やしていかれる方も多いです。
そうなるとある程度手元にお金が残ってくることが考えられますので、そういった方には資産運用をおすすめしています。その理由を少しお伝えしておきます。
リスクヘッジのための資産運用
漫画家や同人作家のお客様とお話をする機会が多いので聞いていると、やはり将来に対する不安が大きいようです。
今は作品として評価してもらって売れているけれど、何年後かにどうなるかわからない。ご自身の健康やライフステージの変化で思うように絵が描けなくなるということもあるでしょう。
そういったときに向けて、ある程度収入を確保しておいた方が良いのですが、ご自身の努力だけで売上が増えたり減ったりするというわけではないと思います。
ここがクリエイティブな仕事をしているかたにとってはしんどいところかもしれません。でもやるべきことをひたすらやっていくしかないのです。
将来的に収入に不安がある状態で、今ある程度稼げているのであれば、その将来に向けて少し資産を蓄えておくというのもおすすめです。
リスクヘッジとしてお金に働いてもらう状態を作っておくというのは有効でしょう。
漫画家や同人作家の方には法人化をおすすめしていないのですが、厚生年金に加入できないため国民年金のみの収入になることが考えられます。
そうなったときに生活を維持できるかどうかは、やはり今ある資産と年金でどれだけ生活できるかということにかかってくると思います。
そういったことを見越して、リスクヘッジとしての資産運用をおすすめしています。
事例で考えてみる
資産運用の一番のポイントは、やはりいかにして元手を作れるかということだと思います。
5,000万円があったとして、それを税引き後3%で運用できたとすると、年間で150万円になります。
年間150万円が配当として仮に手元に残るということであれば、地方都市であれば年間の家賃分くらいには十分なるでしょう。(家賃10万円×12か月でも120万円です)
年間で120万円だとしても、そこそこ助かると感じるはずです。
家賃分が支払えれば、あとの生活費としては食費や保険など各種の支払いがまかなえれば、ある程度売上が下がったとしても見込は立てやすいでしょう。
このように考えてみると、5,000万円があるかどうかで全然変わってくるというのは確かです。
5,000万円が手元にある状態をいかにして早く作れるか、時間を味方につけられるかというのは大きいです。
10年かけて5,000万円を貯めるのと、3年で5,000万円を貯めるのでは、やはりその後の時間の使い方が変わってきます。
漫画家・同人作家の方で言うと、いきなりヒットして売上が3,000万円とか5,000万円になる方というのは、やはり中にはいらっしゃいます。そういった方は元手を作りやすい環境と言えると思います。
そういった方には、ある程度リスクを抑えながら配当目的や自分が楽しめる範囲で資産を築いていただくことをおすすめしています。
将来に対するリスクヘッジをしつつ資産運用しておくと、お金に対する感覚が身につくとも言えるでしょう。
何より、賃貸の人は家賃が固定費として毎年かかってくるわけですので、その分をまかなえるように資産運用の元手が作れるというのは結構大きなアドバンテージです。
そのアドバンテージを活かすために、ご自身で例えば目標を決めて「これだけ貯めておきたい」という金額を目安に仕事を頑張っている方も、私のお客様にはいらっしゃいます。
まとめ
漫画家・同人作家の方は、収入が市場や健康状態に左右されやすく、将来への不安を抱えやすい職業です。また、法人化しないケースが多いため、老後は国民年金のみになることも考えられます。
だからこそ、売上が好調な今のうちに資産運用を始め、お金に働いてもらう仕組みを作っておくことが大切です。
元手を作りやすい環境にいる方は、リスクを抑えた資産運用でリスクヘッジしておくと、将来の安心につながるのではないでしょうか。
