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フリーランス向け 電子申告するための情報がわからないときの対応

フリーランス向け 電子申告するための情報がわからないときの対応

年が明けて国税庁の確定申告書等作成コーナーというwebサイトで所得税の確定申告ができる状態になりました。

いざ電子申告をしようと思ったときに情報がわからない場合の対応を整理しておきます。

目次

利用者識別番号とパスワード

電子申告をする場合には国税庁のホームページで事前に利用者識別番号とパスワードの設定が必要です。

番号を忘れたときに取り直すこともできるのですが、以前の番号で申告などをしていた場合に新しく番号を取り直すと以前の情報にアクセスできなくなります。

オーバーライト、上書きされると考えてもらってよいです。

そのためできれば新しい番号を取ることなく、利用者識別番号とパスワードを確認しておきたいところです。

まず利用者識別番号ですが去年以前の申告書の控えがあれば申告書や受信通知という書類に番号が記載されていないか確認しましょう。

受信通知があれば以下のような情報が記載されているはずです。

提出先◯◯税務署
利用者識別番号123456789
氏名又は名称山田 太郎
受付番号20250106090000123456
受付日時2025/01/06 09:00:00
年分令和06年分
種目所得税及び復興特別所得税

利用者識別番号がわかればあとはパスワードの把握です。

パスワードはご自身で設定しているはずですのでまずは設定時の資料がないかを確認します。

パスワードの記載された書類等が見当たらない場合にはパスワードの再設定申請が可能です。

e-taxという国税庁の電子申告関係のシステムから再発行依頼をすることができます。

1週間ほど日にちを要することが多いようですので余裕を持った申請をしてください。

再発行依頼の申請後に新しいパスワードが記載された書類が届きますので、そのパスワードでアクセスして新しいパスワードに設定しておきましょう。

その際には利用者識別番号と合わせてパスワードも保管しておくことをお勧めします。

マイナンバーカードの暗証番号

利用者識別番号とパスワードはわかっているけれど申告するときにマイナンバーカードを使うことを失念しているケースはあります。

健康保険の情報がマイナンバーカードに連携してカードを保険証として使うことが去年から増えてきていますが、健康保険の情報へのアクセスはマイナンバーカードの4桁の数字で行います。

病院の窓口などでマイナンバーカードを機械において顔認証もしくは番号入力かを選択したときに入力するのが4桁の数字です。

こちらは記憶している方が多いのですが、電子申告をマイナンバーカードで行う場合には電子署名のために英数字6~16字を使います。

いわばこの2つ目の暗証番号がわからないと電子申告書に署名ができませんので申告ができないことになります。

マイナンバーカードの2つ目の暗証番号がわからない、忘れてしまった場合には5回までトライできますが失敗するとロックがかかります。

市区町村役場でロックを解除して初期化する必要が出てきますので注意が必要です。

もし思い出せないということであれば最初から初期化の設定をしたほうが早い可能性もあります。

数字4桁のほうはわかるという場合でスマホアプリとキオスク端末(コンビニにあります)で初期化をすることが可能です。

4桁の数字の暗証番号のほうは使う機会があり短いものなのでご自身でなじみのある数字設定にしていることが多いようですが、長いほうの暗証番号は使う機会が普段はほぼないです。

記憶が怪しいというかたは確定申告に取り掛かる前に一度確認しておくことをおすすめしています。

まとめ

決算、確定申告まで進めていざ申告しようとしたら必要な情報がわからないと申告できません。意外と利用者識別番号よりもマイナンバーカードの署名用暗証番号のほうが分からないとおっしゃる方が多い印象です。

申告作業の前に一度確認しておくことをお勧めします。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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