まだタイミングじゃないな、という方はぜひ毎月末の事務所通信メルマガ(無料)の登録をこちらから!

創業で借入をするときにやっておきたいこと

創業で借入をするときにやっておきたいこと

あたらしくビジネスをしようとするときに借入をするかどうか。もし手元の資金が足りなくなる可能性がある、営業して仕事の依頼をいただくまでの見込みが立てづらいということがある。

こういった心配がある場合には新規開業時の借入を検討したいところです。借入の申し込みをする前にやっておきたいことを整理しておきます。

目次

金融機関選び

金融機関なんてどこでも同じでしょと事業で借入をしたことがないかただと思うかもしれません。

住宅ローンはネット銀行で借りているかただと尚更そう感じるかもしませんが、金融機関にもビジネスの相手というのがあります。

大手の都市銀行だと中小ではなく上場会社がメインと考えてよいでしょう。そのほかのいわゆる地域の名前がついた◯◯銀行はその地域のそれなりの規模の企業が取引相手です。

中小企業や個人事業主の場合、お付き合いをスタートする金融機関としては信用金庫か日本政策金融公庫がスタンダードです。

信用金庫は活動範囲を制限されており、地域のビジネスを支えるというのが目的のひとつですので中小企業や個人事業主のサポートがいわば生業(なりわい)な部分があります。

そのため新規に事業をするのであれば地元の信用金庫が一番身近な金融機関です。

信用金庫が複数ある状況であれば、創業者向けの融資に力を入れている、積極的な姿勢がみられるところを選びたいところです。

創業融資の商品として力を入れているものがあるかなど信用金庫のホームページをチェックしてみましょう。

信用金庫以外だと日本政策金融公庫という政府系の金融機関があります。

政策金融公庫は金融機関ではあるのですが融資に専門特化した金融機関と言えます、一般的な金融機関のようにATMや窓口などがあるわけではなく、ほかの金融機関の口座に融資を振り込んで返済をしていく形を取ります。

口座がない金融機関と言えばわかりやすでしょう。

融資を専門にしているため各種融資制度が充実しているのと創業融資に関しては借りやすさもあります。

信用金庫でピンと来るところがないとかそういう場合でもよいですし、第一選択として日本政策金融公庫でもよいです。

私のおすすめとしては地元の信用金庫と日本政策金融公庫の両方で借り入れを検討し申し込むことです。

借りやすい状況を作る

借入しやすい状況を作っておくとより借りやすくなります。

どういうことかというと、以下のような状況にしておくのがやはり望ましいということです。

ひとつが自己資金を積んでおくということ。政策金融公庫の創業者向け融資商品だと自己資金がなくても借りれます、というものがあります。

ここの部分だけを鵜呑みにして自己資金なしで借り入れ申し込みをするのと、自己資金をいくらか貯めておいて(多ければ多いほどよいですが無理のない範囲で)申し込むのと。

どちらがより希望する金額を借りやすいか。

金融機関はお金を貸す立場ですから返してもらえるであろうところにお金を貸付します。事業者側からすると返してもらえないかもと思われるとまずいわけです。

自己資金があったほうが借りやすいのはどこの金融機関でも同じですので、自己資金は用意できるだけ用意しておくのが望ましいです。

創業するにあたって全く未経験の仕事をするということを考えているケースもあるかもしれませんが、そうなるとやはり見通しとしては厳しく見られます。

本気でその仕事をしたい、事業を起こしたいのであればある程度の経験があったほうがうまくいく可能性は高まるでしょう。

よくあるのが飲食店業を脱サラして始めたいというケースです。この場合、熱意はあるのですが経験がないと。

アルバイトでもちょっとしたスモールに始めるためのオープンキッチンなどでそのトライしたい飲食店業を体験、経験してみるのがよいです。

大概の場合、見通しが甘かったと気が付くはず。

そのうえで事業計画(収入の見込みや資金計画など)を作るとより実現可能性が高まると考えられます。

まとめ

創業融資もいろんな事業者や税理士がサポートしていますが自分で出来るところまでやる、というのが私は良いと考えています。結局は自分の事業ですからスタートから自力で出来るところまでやってみる経験は大事です。

熱意はある方が多いのですが自己資金と経験は準備して自発的にやらないと勝手に空からふってくるわけではないので、より借入しやすくなるように検討してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

目次