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フリーランスが勤務に戻るパターンと対策

フリーランスが勤務に戻るパターンと対策

フリーランスやひとり社長の方とお話していると結構な割合で「もう勤め人には戻れない」とおっしゃることが多いです。

わたしも独立してもうすぐ5年経ちますが働き方や収入面をみても、確かにもう勤めに戻るのは難しいかも、と感じています。

一方で勤務に戻るフリーランスのかたも一定数いらっしゃって、状況としてそうせざるを得なかった、合わなかったという部分があるようです。

フリーランスのかたが勤め人にもどるパターンでわたしが見聞きしたものを整理してみます。

回避できるものもあれば状況として難しい場合もあると思いますのでそれぞれの状況に合わせて判断をしてください。

目次

仕事の仕方が変わっただけで手取りが増えない

エンジニアなどの仕事をしているかたで、退職してエージェントを介して仕事を受注しているケースはこの話をよく聞きます。

フリーランスではあるので仕事のしかたとしては変わっています。通勤がないとか在宅ワークとかいろいろと。

ただ仲介が入っていると間が抜かれていることも意味しますので、営業という意味ではラクですが確定申告をしてとなるとあまり手取りが増えない、ということが可能性としてはあり得ます。

案件によって報酬も変わってくるかと思いますが事務手続きを自分でやって、納税、社会保険料等を納めるとあまりかわならないかも、ということはよく見聞きします。

職種によって営業が難しい直接契約が少ないこともあるかもしれませんが、やはり直接契約があったほうがあいだが抜かれることはないので営業に時間を割くというのが作戦にはなります。

事務仕事がとにかく苦手、めんどうに感じる

勤めている場合は給与計算を勤め先がやってくれるわけですし確定申告といってもふるさと納税と医療費控除ぐらい、という方も多いです。

そうなると個人事業主になれば確定申告は自分でやる必要があり、帳簿付けや資料整理、納付手続きなどに煩わしさを感じる、というのは見聞きします。

税理士に依頼できるぐらい稼ぎがあれば丸投げするというのも選択肢です。

帳簿付けをする時間がないけど稼げていないという場合には何処かテコ入れをする必要があるわけです。

一方で帳簿付けや確定申告業務も事業主の仕事のひとつと言えます。

事務仕事がとにかく苦手なお客様というのはやはり私のクライアントにもいますので、税理士に依頼できるような収入を得るというのも良いのではないかなと。

一社専属状態で契約終了した

比較的聞くのがこのケースで、特にデザイン関係の業種の場合は勤め先から独立してその会社と業務委託で契約をした、というもの。

仕事で連絡をする相手は勤めているときの同僚や上司などになることから仕事の進めやすさなどもあります。

そういった面であったり、営業活動が直ちに必要というわけではないので、独立する際のハードルが下がるという面があります。

ただ、その勤め先だった会社とずっと取引ができればよいですが、アチラにインハウスデザイナーが入社したりすると今回で契約更新しません、みたいなことを言われることもあり得ます。

一社専属で仕事をしているとこのリスクは常にあるわけですので、業務委託契約で仕事の時間が減ったのであればその分を営業に回さないと、ひとつの柱に寄り掛かりすぎてしまう状態です。

いきなり契約更新しないと通知されて明日から営業をはじめても急に同じぐらいの報酬の仕事の依頼が来るというわけではないでしょう。

自分と家族の状況が変わった

自分と家族の状況が変わるというのはあり得ます。ひとつは健康の問題です。

自分の体調が悪いなどがあって勤めているときのほうがある程度手厚いですしそちらにシフトしたいと考えるかたはいらっしゃいます。

フリーランスだと休業補償も傷病手当もないですし有休もありませんので、休む、断ると自分の収入に直結することは確かです。

家族の状況が変わるのはお子さんが生まれるというのがひとつ、もうひとつは親などの介護が始まる、というのがひとつです。

時間のやりくりという点ではフリーランスのほうが融通がきくので、仕事の受注お押さえるなどもしやすいですしこの理由ではあまり勤めに戻るというケースは見かけない印象です。

まとめ

合う合わないはもちろんあるかと思いますが状況としてそうせざるを得ない、ということだとせっかくの独立ですからもったいないかもしれません。

継続できるようにコントロールできる部分はトライしてみてもらえればと。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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