税金や会計の世界にもDXのワードが入り込んできて久しいですがまだまだ浸透には時間がかかりそうです。
一気にいろんなことをやるのは大変ですし、難しく考えずにまずはパソコンで出来ることを増やしてみましょう。
銀行に行く→ネットバンク
銀行もいまは支店を減らす方向になっており、ATMが少なくなりつつあります。
そんな状況でも毎月、振込のために銀行に行く、通帳記帳のために銀行に行く、というのは行くための時間がかかります。
窓口が混みあっているときにも時間がかかるもので、銀行に行く時間、待つ時間、帰る時間というのが意外とかかります。
パソコンでインターネットバンキングができるとこれらの時間が丸ごとなくなります。
また振込手数料も銀行によっては窓口よりも抑えられていることも多いです。
地銀や信用金庫も力を入れ始めていますし、ネット専業銀行も増えています。パソコンでできることは確実に増えていますので検討してみましょう。
もしネットバンキングの対応ができると会計上もラクになる可能性は高くなります。
というのも、会計ソフトの多くがネットバンキングと連携したりデータを取り込んだりができるようになっています。
そのため、通帳のコピーをそのまま入力するということが不要になり、新しく会社を作った経営者の方ですとネットバンキングがメインのことも多いです。
セキュリティについても心配をする方がいらっしゃいますが各金融機関でワンタイムパスワードやセキュリティ強化をしています。
もし興味があれば、いま利用している口座をインターネットバンキング対応できるかどうかチェックしてみましょう。
紙で資料を送る→メール、webゆうびん
紙で資料を送ることは今でも残っていますが減らそうと思えば減らせます。
例えばデータで送る、というのもできますし、PDFにしてメールをすることもできます。
郵便代が減らせるのと意外とメールのほうがいい、というケースもありますので取引先や社内でのやり取りを紙からパソコンでのやり取りにできないかヒアリングしてみるのもいいです。
取引先とのやり取りでどうしても紙が必要ということであればwebゆうびんという日本郵便のサービスがおすすめです。
紙を減らすという方向性であればここでFAXを使うのはやめましょう。
webゆうびんだと、PDFデータをアップロードして宛先、差出人の設定をすると日本郵便のほうで印刷をして紙の郵便物として送ってくれます。
封筒を自分で準備する、内容物を印刷する、宛名を書く、切手を貼る、郵便ポストに持って行く、こういう手間がパソコンで代替できます。
費用負担もものすごく高いわけではないので利用を検討してみましょう。
電話→メール・Chatツール
電話でのやり取りは今でも少しはありますがずいぶんと減りました。
減ったというより意識して減らしたと言えます。
これは電話でやりとしているとお互いの合意がないと難しいのですがメールやチャットツール、公式LINEでのやりとりで充分なケースも多いです。
電話でのやり取りのほうが早いというケースもありますが、電話に出られなかった時には折り返しをする、また向こうが出れないタイミングでつながらない。
そんなやりとりを何度もすることになると連絡を取るだけで時間がかかります。
メールであればお互いの時間、タイミングで確認できます。
まとめ
DXのまえにまずはデジタル化、パソコンで出来ることを増やす、取り組んでみることについてお伝えしました。
デジタル化のさきにDXがありますので、今やっていることがパソコンでも出来ないか、検討して取り入れてみましょう。
