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マイナンバーカードを持っていない人が確定申告で電子申告をする方法

ID・パスワード

こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

秋が近づいてきますと確定申告のことに思いをはせます。そんなのは税理士だけでしょ、いくらなんでも早すぎる、と思うかもしれません。

 

そんなことは実はなくていまの時期からスポット相談などでフリーランスの方からご相談をいただくことがあります。

 

一番多いのは確定申告をマイナンバーカードを使わずにやる方法についてのご相談です。

e-taxという国税庁から提供されているソフトを使えばマイナンバーカードがなくても電子申告できます。前準備が必要ですのでそのあたりを今日はお伝えします。

 

あと今日お伝えする方法はID・パスワード方式という方法ですが、マイナンバーカードが普及するまでの暫定措置とされていますのでその点については注意してください。

 

目次

ID・パスワードを発行してもらう

まずはID・パスワードを発行してもらうことが必要です。

 

マイナンバーカードとカードリーダーがあり自宅にパソコンがあれば自宅からe-taxに必要なID・パスワードを発行することができます。(利用者識別番号と暗証番号のことをID・パスワードと表現しています)

 

ID・パスワードを発行してもらうには税務署に行くことが必要です。

顔写真付きの身分証明書(運転免許証やパスポートなど)を持っていきますと窓口で税務署の職員さんが本人確認をした上で発行してくれます。

 

この際には自分が住んでいるところの所轄の税務署にいきましょう。

自分の住んでいるところの所轄税務署がわからない方は「〇〇(市) 税務署」(〇〇市はご自身が住んでいる市区町村)で調べてもらえればわかります。

 

京都市南区でしたら下京税務署です。

意外と広域な範囲を所轄している税務署もありますので注意が必要です。(京都の右京税務署ですと、京都市右京区、京都市西京区、向日市、長岡京市、大山崎町)

 

税理士はというと税理士用の電子署名カードをもっていますので、お客様がマイナンバーカードを持っていなくてもこちらでID・パスワードを発行して貰うことがオンラインで可能です。

 

ID・パスワードを手許で保管し申告の時に使う

ID・パスワードを取得したらひとまずは使う機会はないかと思いますのでお手元にて書類を保管しておきます。(ID・パスワードが記載された書類を税務署にて渡されます)

 

これはなくなさないように気をつけましょう。

年明け以後、確定申告書を作成できる準備が整ったらe-taxの確定申告書等作成コーナーで申告書と決算書を作成します。

 

こちらは令和2年分の確定申告等作成コーナーです。

IDパスワード方式①

 

ここから進むとID・パスワード方式による提出を選択します。

IDパスワード方式②

 

ここから発行してもらったID・パスワードにより申告書を作り提出することができます。税務署でID・パスワード発行してもらった方でないとここから申告は出来ません。

IDパスワード方式③

例えば私も利用者識別番号と暗証番号を入力してみましたが「ID・パスワードによる申告の届出がないです」というエラーがでます。

 

 

現状ではマイナンバーカードを持っていない人が自分で電子申告をするにはID・パスワード方式しかありません。

 

スマホでの電子申告も出来ますがマイナンバーカードとICカードを読み取れるスマホが必要です。

 

冒頭でもお伝えしましたが国税庁からは「暫定措置」である旨が公表されていますので今後はどうなるかは分かりません。ひょっとしたらこの方式による申告が期限設定されてできなくなるかもしれません。

 

マイナンバーカードとカードリーダーによる電子申告を目指したい方は、マイナンバーカードとカードリーダーの取得から年内にやっておきましょう。

 

まとめ

ID・パスワード方式による電子申告は最近始まったのですがやはり暫定措置である部分が気がかりな点です。

ただ税務署に身分証明書を持って行けさえすれば電子申告の環境がひとつ整いますので手軽ではあります。

ID・パスワード方式で電子申告に慣れたらマイナンバーカード方式に移行するというのもよいですね。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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