こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
フリーランスの方で経理や帳簿つけを面倒だと感じる方もいらっしゃるでしょう。税理士としてお手伝いをする際にはスケジュールを決めてそれを守る、ということをお伝えしています。
集中したほうがサクッと終わるタイプなら
自分は集中したほうがサクッと終わるんだ!という方は月に一回、例えば土曜日の午前中は経理と帳簿つけをする、と決めておきましょう。
レシートや領収書の読み込みや入力、インターネットバンキングやクレジットカードの会計ソフト上での同期、請求書の作成、支払口座への資金移動などやることはありますが、賛として整理しておき一つずつ集中してやっていくとサクサク進みます。
Excelでまとめておいてもいいですし、ノートに手書きしてそれをひとつずつこなしてやっていって線を引いて消していくほうが達成感があるのであればそれでもよいでしょう。
わたし自身は自分の経理は20日に支払口座への資金移動をし、月末に請求書作成をしていてノートに手書きして達成感を味わっています。
経理と帳簿つけをしないと分析しようにもできませんのでまずは作業系のタスクとして整理をして日付といつやるかを定期で決めておくのがオススメです。
このスパンはその作業量やレシートや領収書の量にもよるのですがそれほど多くないな、休日の午前中で終われそうだということでしたら月一回でよいですし、分けないと終わらないのであれば月2回、2週間に1回のサイクルにしておくのがいいです。
スケジュールが決まればあらかじめ予定を入れないようにそこをおさえておきましょう。
後回しにしてしまうとやらなくなってしまい結局貯めてしまうので、今年確定申告で大変だった、という方は今が改善のチャンスです。
苦手意識のある方は経理の優先順位を上げましょう、まずはそこから。
もし経理の方法で楽したい効率化したい、と感じているならお近くの税理士でスポット相談をしている専門家に相談するのもひとつです。
毎日ちょっとずつが合うタイプなら
もしあなたが毎日コツコツやることに抵抗がなく粛々とやれるタイプだ、ということでしたら毎日5分の経理・帳簿つけがオススメです。
わたしは支払管理と請求は毎月一定の日時を決めてやっていますが、日々の細かいレシートの入力等は毎朝5分で済ませています。
具体的には財布から昨日のレシートを出してきて(外出していてもレシートが一枚もないことも多いです)、それを入力すること。
そしてインターネットバンク2行とクレジットカード、交通系ICカードの同期までやって終わりです。慣れてくると5分かからないこともしばしばです。
毎日やれる方はどこかタイミングを決めてやっておきましょう。
これの何がいいかというと作業系のモノがたまらなくて済むということです。特にレシート関係はためてしまうと紛失による計上漏れ、費目を忘れることによる計上漏れが発生しがちです。
先週のレシートを見て何のための支出か思い出せる自信があればよいですがそうではない場合にはレシートはためないほうが無難です。
毎日入力するのはちょっとな、というかたでしたら毎日レシートをスキャンすることでもよいです。
スキャンさえしておけば一週間に一度などペースを決めてその日にまとめて取り込む方法で運用している方もいらっしゃいます。
自由がきくからこそルール作りが大事です。
外の力をうまく活用する
スケジュールの仕方は人それぞれですがGoogleカレンダーを使っている方は先に押さえる、手帳の方も先に日時を押さえる。
外の力をうまく活用している方もいらっしゃいます。
例えばGmailを使っておられる方でしたら自分あてにメールを予約しておいてその時間がきたらサッと取り組めるようにする。
ほかには月に一度の作業時には自宅では取り組めないのでレンタルルームを借りてそこで完結させる。
特にこの方法だとレンタルルームの使用に時間制限がありますので、期限を設定することができて集中して取り組めるそうです。
あとはわたしが毎月サポートしている方だとこちらから請求書を定期的にお送りするのでそれを見てDropboxに資料共有をする、と決めている方もいらっしゃいます。
場所を変えてみたり時間を制限したり、誰かから声をかけてもらうなどして外の力をうまく活用してみるのが長く続けられるコツだったりします。
記帳代行で資料を共有するにせよ、ご自身で経理・帳簿つけをしているにせよ、事業をしていくうえでは欠かせない部分です。
経理をしたら利益が上がるわけではないのですが、自分の現在地を数字で客観的に把握する第一歩で、長い目で見ると利益に寄与している部分はあります。
継続的かつ効率的に取り組めるような仕組み作りを目指してみましょう。
まとめ
経理回りのスケジュールについて確認をしてみました。苦手な方は仕組みを考えてみて負担の内容にしてみること。得意な方は頻度を高くすると負担感はより少なくなります。
ご自分の状況に合わせてまた外の力をうまく活用してみるのがおすすめです。