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フリーランスは経費の漏れを防ごう

食事代は経費?

こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

フリーランスの方はいま確定申告まっただ中でしょうがよくご相談をいただくのがいい節税はないか?ということ。

この時期において去年の所得金額を減らす有効な対策はひとつ。経費を漏らさずに計上するということです。(プライベートの支出を計上するという意味ではありません)

 

目次

経費の漏れが起こる原因

この確定申告の時期になりますとフリーランスの方から阿鼻叫喚が聞こえてくるのですが、その原因はやはり慣れない確定申告の作業をするから。

 

年に一度ですし、年度末近いですし、納税がありますし、時間もないし、期限も近いし(2021年は1ヵ月延長)でネガティブに考えようと思えばいくらでも考えられます。

 

コツコツと日々のレシート・領収書を整理し記帳している方、請求書と入金額の確認をしている方はこのような感情が少ない印象です。

日々積み重ねられていると確定申告はあくまでその延長であり負担感としてはそれほど大きくないからだと考えています。

 

これが年に一回この時期に一生懸命、他の仕事を押しのけて、1年間分のレシート・領収書の処理をする方も多いでしょう。

 

このとき、ポロッと出てきたレシートが果たして事業に関係があるかどうか、経費かどうかわからないこともあります。

そういうときにエイヤーと入れ込むのか、わからないから除外するのか。

 

作業をする人の考え方にもよりますが、本当は経費だったのによく思い出せないため経費から除外することが多少なりともあるはずです。

つまり経費が漏れている状態となります。

 

また、年に一度のレシート整理だとレシートを紛失する可能性も高いです。勤めているときに源泉徴収票をなくしたことがある、みたいな経験があるかたは要注意です。

 

日々のレシート整理、入力処理を丁寧にできていないとそれだけで経費の漏れにつながり、なおかつそれが税金計算に大きく影響します。経費が漏れる→利益が増える→税金が増えるという流れです。

 

細かいことの積み重ねですが日々の経理・帳簿つけ作業というの後回しにすると適切な経費計上からも遠のき結果的に損をする可能性があります。

 

プライベートの支出は経費ではない

確定申告で経費の処理をしていると、「この支出はプライベートか事業かはっきり分けれない」という性質のものが出てくると思います。

 

そういったもので事業に関係があると説明できる部分については経費として計上して何ら問題ありません。

 

こう書くとすべての生活支出も経費に入れ込もうとする人が少なからず出てくるのですが、仕事をしていなくても必要な支出かどうかもキーポイントです。

 

例えば日々の食事であれば仕事をしていてもしていなくても必要なものですよね。

こういった日々の食事に紛れて外食で事業に関係のある方と食事をしたものが含まれますが、事業に関係があるかどうかを考えるとその外食にかかった費用は経費になります。

 

コンビニで自分が食べる朝ごはんは仕事をするためには必要ですが仕事をしなくても朝ごはんは食べるでしょうし、いや私は仕事がない日はわたしは朝ごはんを食べない、仕事に日だけ朝ごはんを食べるんだ、という人もいるでしょう。

でもそれは個人の食事習慣の差であって仕事に関係があるかといわれるとないと判断します。

 

このように家族との食事や自分だけの食事を経費に入れることは経費の水増しになりますのでやめましょう。

 

もしご自分の中で線引きできないのであれば税理士に相談することをお勧めします。

食事もそうですが特に衣食住に関わる支出は後で聞かれて説明できるようにしておきましょう。

 

衣であれば洋服代やメイクなどにかかった費用、住であれば自宅で仕事をしているのであればその費用など、プライベートと事業にまたがる領域がそうです。

 

申告書を提出してすぐにはこういったことの指摘はありません。複数年たった時にある日突然来るものですので事前に体制を整えておくことが重要です。

 

まとめ

お客様とお話をしていても経費の漏れや生活費との区別、按分についてが一番不安を感じるポイントと考えています。

 

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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