こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
フリーランスの方でご自身で確定申告をする際には今年から電子申告をすることをお勧めしています。(電子申告の場合には青色申告特別控除が55万円から65万円にアップするため。また過密が予想される税務署や申告会場に行く必要がないため)
パソコンやスマホで確定申告をする際にはブラウザで何を使うかというのも実はポイントでした。というのも以前はGoogleが提供しているChromeが非対応だったためです。
今年の分(来年の申告時)からChromeによる確定申告が可能となりましたので、改めて手順などを整理しておきます。
マイナンバーカード方式による確定申告の準備と流れ
マイナンバーカード方式というぐらいですのでまずはマイナンバーカードが必要です。
このカードを使って電子申告のデータを税務署にオンラインで送信しますので、まずマイナンバーカードとICカードリーダーが必要です。
マイナンバーカードはお住いの自治体において申請可能ですが、発行までに時間がかかりますので申告に間に合わせるのであれば早めに手続きをしましょう。自治体にもよりますが3週間から1か月ほど時間がかかるようです。
マイナンバーカードの出番は申告書を提出する最後のタイミングです。事業の場合は日々の経理、月々の締め、年間の決算をまとめてから申告書作成に取り掛かります。給与所得と医療費などの場合は医療費の取りまとめが出来て源泉徴収票が手に入ったら申告書作成ができます。
マイナンバーカード方式の場合にはマイナンバーカードがいずれにしても必要ですので早めに行動して手に入れましょう。
年が明けると確定申告書を作成して送信するためのサイト、例年通りなら確定申告書等作成コーナーの令和2年分がアップされますのでそこでのガイドに従って申告書作成から提出までを行います。
このWebサイトの仕様がChromeが使えることになり利便性が向上しました。以前はWindowsの場合にはInternetExplorerがメインでの対応でしたがいまではChromeのブラウザシェアは35%近いと言われていますので、便利に感じる方も増えるのではないでしょうか。
国税庁HPより抜粋
スマホによる確定申告の準備と手続き
スマホを使ってのマイナンバーカード方式の確定申告についてもマイナンバーカードは必須です。
スマホを使うのでICカードリーダーではなくマイナンバーカードの読み取りに対応しているスマートフォンでなければ申告書提出ができません。
マイナポータルAPというアプリに対応しているスマートフォンの一覧は以下のようになっています。
主要な機種は当初よりもカバーされてきているようです。
マイナポータルAPというアプリを事前にダウンロードして設定をしておきましょう。
マイナンバーカードの読み取りはとても簡単です。
事前に設定していた利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)を入力してスマートフォンをマイナンバーカードにかざすと、マイナポータルがたち上がります。
まとめ
いままではInternetExplorerによるe-taxの利用が主流でしたが今後はChromeが対応しますので電子申告もやりやすくなるでしょう。
電子申告を推奨したいという思惑があるのでこのあたりはどんどん利便性が向上することが予想されます。
まずはマイナンバーカードの取得から始めてみましょう。