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確定申告書の提出方法をオンラインで検討する

オンラインで申告のメリット

こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

所得税の確定申告書を提出する際には毎年税務署に行って並んでいる、というかたもいらっしゃるやもしれません。

来年からはオンラインで申告することを検討してみましょう。オンラインでの申告の便利な点を解説します。

 

目次

オンラインでの申告をお勧めする理由

インターネットを使ってオンラインで申告をすると色んなメリットがあります。

 

来年以降はメリットがより大きくなると考えていますのでぜひ導入を検討してほしいところです。

 

税務署に行かないメリット

毎年、紙に印刷をして申告書を税務署に持っていき提出している方はよくご存じかと思いますが、2月から3月の税務署というのは非常に人が多い状態です。

 

寒い中、税務署内やその周辺で申告書提出のために密集しているわけですから、新型コロナウィルス感染拡大についてはとても心配な部分です。

 

税務署が設置している確定申告書作成会場ですと、申告納税者とパソコン操作などをサポートする人がひとつのパソコンで密接して作業する場面もあります。

 

今後は税務署に行かずともオンラインで申告をすることで人混みを避けることを検討したほうがよいでしょう。税務署によっては1時間、2時間、待ち時間があることがあります。

 

これに加えて税務署に行く時間もかかるわけですから、仮に片道30分だとしても往復で1時間。2時間~3時間、申告書を提出するだけで時間がかかることになります。

 

自宅等で確定申告書をオンラインで提出すれば、税務署に出向く必要はなくなるわけです。

 

税務署に行かないメリットとして、「人混みを避けることができる」、「時間を無駄にしなくて済む」ということがまず挙げられます。

青色申告特別控除の金額変更

税金の計算上、毎年いろいろな改正(変更)が行われますが、所得税の確定申告について大きな変更がひとつあります。

 

それは青色申告の承認を受けている方が適用することができる青色申告特別控除の金額に変更が加わることです。

いわゆる青色申告で適切に帳簿作成・保存をしている場合に認められる10万円、65万円、の控除です。

 

この金額65万円が2020年分の確定申告から55万円へと減額になります。この10万円の減額の効果は大きく感じますが、その分、基礎控除という控除項目(すべての人、一人当たりに認められる控除項目)が38万円から48万円に増額されます。

よって、青色申告特別控除65万円→55万円、基礎控除38万円→48万円、というかたちで同額が減って増えて、でトータル同じ金額になります。

 

でもここにはさらに気を付けておきたい点があって、65万円→55万円の減額ですが、確定申告書の提出をe-taxを使用するなど一定の条件を満たせば、65万円のままで控除額を計算することができるという点です。

従来の青色申告特別控除の要件(複式簿記、損益計算書・貸借対照表、期限内申告)に加えて、確定申告をe-taxを使って提出すること又は電子帳簿保存が要件となっています。

電子帳簿保存は一般納税者の方には相当ハードルが高いので、e-taxによる電子申告が現実的です。

 

e-taxによる電子申告を行うことで、言ってみれば10万円経費が増えるのと同じ効果をもたらします。

10万円経費がふえれば、単純計算にはなりますが税率が5%の方であれば5,000円、10%の方であれば10,000円、税金が減少することになります。

 

青色申告特別控除を65万円で計算できるメリットは税金に直接影響しますので、税務署に行かないことのメリットと合わせて、取り組んでみる価値はあります。

e-taxでの申告の下準備

e-taxで電子申告にトライしようと思うと下準備が必要です。

 

申告書・決算書を作る前段階で、オンラインで申告書を提出するために準備が必要ということです。

申告書・決算書は年明けから取り掛かるとしても、申告のための下準備はいつでもできますので、いまのうちに準備をしてみて、例えば実際に今年の申告書を再現するという練習も有効です。

 

e-taxを使って電子申告をするには2パターンの方法があります。

 

  1. マイナンバーカードとカードリーダーを使って提出
  2. ID・パスワード方式により提出

 

①マイナンバーカードとカードリーダーを使って提出

この方法により提出をする場合には、マイナンバーカードがまずは必要となります。

 

2020年8月現在、政府主導のキャッシュレス決済導入キャンペーンの一環でマイナポイントを付与する取り組みが行われています。

マイナンバーカードは今後保険証の代わりになることが報道されたりして活用の場面が広がってくると考えられますので、お住いの市区町村で通知カードからマイナンバーカードへの切り替え・取得を行っておきましょう。

先日、国民一人当たり10万円が給付される特別定額給付金についてマイナンバーカードを使って申請を行いましたが、書面による提出よりも早い段階で申請・入金がなされました。

 

マイナンバーカードの取得にはある程度の日数(2週間以上)かかりますので、申告書をいざ提出しようと思ってから取得しようと思うと申告期限に間に合わない可能性があります。

 

またマイナンバーカードから記録された情報を読み取る必要があるのでカードリーダーが必要となります。

マイナンバー対応のモノが各種リリースされていますので、普段使いしないものですから読み取りさえできれば問題ないです。家電量販店やオンラインショップで探してみましょう。

 

②ID・パスワード方式により提出

マイナンバーカードによる提出が難しい、抵抗があるなどあればもう一つの方法を検討しましょう。

 

こちらのID・パスワード方式による提出ですが、申告書提出先の税務署にてID・パスワードを発行してもらい、その情報を用いてe-taxにより申告書を提出することができます。

 

税務署に一度出向く必要はありますが、マイナンバーカードとカードリーダーを用意する手間を考えるとこの方法でも特段違いはありませんので、税務署に行くのが手間でなければこちらの方法でも全く問題ないでしょう。

 

ただし、このID・パスワード方式による申告書の提出は暫定措置とされていますのでいつか終了する可能性も無きにしも非ずです。(マイナンバーカードが普及するまでの簡便な暫定措置とされています。いつ終了するかなどの情報はアナウンスされていません)

 

終了してしまう可能性もあるのですが、いつかは公表されていないのでこの方法で対応できるうちはこの方法で、というのもありでしょう。

まとめ

e-taxによりオンラインで申告書を提出することのメリットと下準備について解説しました。

税務署に行って並ぶというのは相当に時間も取られますし、このご時世ですから新しい生活様式の一環でオンラインでの取り組みを増やしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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