こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
全ての人に顧問契約が必要なわけではなくて、事業のステージや必要に応じて税理士に相談するという関わり方もよいなと考えています。
そのため、私自身はスポット相談・個別コンサルティングという形で継続ではなく単発でのお仕事のメニューを用意しています。
最近、フリーランスの方で上手にスポット相談を使っておられる方が増えてきましたので、どんなふうな関わり方があるかご紹介します。
確定申告前のご相談
確定申告の前にご相談をいただくことがあります。申告書で計算する所得は1月1日~12月31日までの期間ですので、長丁場です。
普段の売上や経費の計上については問題ない方が多いですが、イレギュラーなことがあるとその点について事前に確認しておきたいというニーズがあります。
例えば新しく車両などの固定資産を購入した場合だったり、事務所や自宅を引越しする際の費用などについては、毎月あるわけではないので初めて、もしくはたまにある出来事についての判断がつかないという声をよく聞きます。
他にはキャッシュレス決済を導入したのでその記帳処理であったりとか、クラウド会計ソフトの使い方などもご相談内容としては多いです。
いまではインターネットでいろんなことを調べられるとてもいい環境ではありますが、その調べたことが自分の事例とフィットするのかどうかというのがやはり不安に感じるとのことです。
年が明けて確定申告の時期になると税理士側もそうですがフリーランスの方もご自身で確定申告をしている方も確定申告に向けて忙しくはなります。
そういったことを見越して年内にご相談をいただく方が最近は増えてきました。
確定申告の際のご相談
確定申告書をご自身で作成される場合には、初めての方はもちろんですが2回目、3回目のかたでも年に一回ですから思い出すのに時間がかかります。
また毎年変わる税制のなかで自分に関係のある事項をキャッチアップできているか、というのも確かに気になるでしょう。
申告書を作ってみたけれどホントにコレで大丈夫なのか、ものすごく不安に感じた、というのが私の事務所に来られるフリーランスの方の第一声であることが多いです。
何が一番不安に感じるかというとやはり「ひとまずこれで大丈夫だろう」という判断ができないことです。そこの部分を解消しようと思うと税務署の相談会か税理士に相談するしかありません。
申告書を作った後に一度チェックが入るという安心感は相当なものだとお客様からもよく耳にします。
こちらサイドとしての見方でいうと、フリーランスの方が作ってこられた決算書、申告書でチェック・修正がなかったことは基本的にありません。
ここはこうしたほうがいいですね、という指摘事項は必ずと言っていいほどありますので、申告書を税理士に見てもらったことがない人ほど一度ご相談いただいたほうがよいと私は考えています。
困ったことが溜まったら
普段から事業をしていて事業に関するお困りごとと経理記帳に関するお困りごとはリンクしていることがあります。
例えば請求書の書き方、自分が源泉徴収をしなければいけないのかそうでないのか、それを帳簿にどう反映するのか。
請求書を出して終わりではなく、そのあとのことまで数字が連動し、処理が連携しています。
顧問をお願いしている場合にはその都度確認したり、ご訪問・面談の際に税理士に聞きたいことをまとめておいて、確認することができますが、顧問契約がない場合にはそれがそもそも難しいです。
定期的に会えないからこそ、質問事項を丁寧にまとめておいて、ある程度その項目が溜まったときにご相談をいただくようにしています。
まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、必ずしもすべての事業者に顧問が必要だと考えていません。
むしろ気軽に相談できる存在でありたいと考えていますので、スポット相談・個別コンサルティングのメニューをご用意しています。
確定申告前に一度、お近くでスポット相談を対応している税理士に相談してみてはいかがでしょうか。オンラインでの対応をしている税理士も増えています。
きっと安心して年越しをして確定申告に臨めるはずです。