フリーランスのかたで事業計画を作っている、というかたは意外なほど少ないです。
無くても何とかなるんでしょうけれど、もし事業のことをもう少し考えたい、不安を解消したいという場合には売上計画をまずは作ってみることをおすすめします。
オムレツではないですがふわっとでひとまず大丈夫です。
去年の売上構成をみる
まずは去年の売上の構成を見てみましょう。参考にする程度ではありますが去年いつにどれくらいの売上があったのかをまず確認します。
確認のために有用なのは会計ソフトを使っている場合には推移表というものがあるはずですのでそれを見ます。
確定申告書があればそれを手元に出してみて月別売上をみてもよいです。
こうして眺めてみるといつどれくらい売上があったのかなんとなく把握できます。
忙しかったなとか暇だったなとかいろいろな感想があると思いますが、それはいったん横に置いておいてまずは数字を整理しましょう。
土台にはなりますので去年の数字をみつつ、そのうえで次にやることは今年の計画作りです。
今年の売上予定をチェックする
今年はこの記事を書いている時点で既に3カ月が過ぎようとしています。
確定申告が終わってほっとしているかもしれませんが新しい事業年度はフリーランスであれば暦年ですからすでにスタートしているわけです。
でもいまからでも遅くないので今年の仕事の状況を整理しましょう。
ここまでの記帳が済んでいるのであればこの後の売上の予定をチェックします。
受注状況も加味してということになりますので、現状の棚卸しですね。
年間の売上目標を去年と同じに置いたときに、今の時点でどれぐらい足りるのか、はたまた足りないのか。
眺めていると気が付くはずです。
表で言うところの6月以降の黄色のマスの部分がどうなれば仮に去年の売上金額と似た金額になるか。
あと残り受注分を除くと7か月で3,354,000円です。
これぐらいあると嬉しいなという金額でもいいですし、最低これぐらいはないと生活できないぞ、というラインでもいいです。
どれくらい必要かを支出や家計からも見てみて、逆算して経費をプラスする形でも売り上げ目標を作れます。
利益（家計ふくむ）＋経費＝売上の目標
ふわっとしているかもしれませんがないより全然マシです。ないと不安になりますが数字が見えるとこれしてみようと思えるものです。
あくまで自分の計画ですから。
足りる場合、足りない場合
現在の受注状況で足りてる、足りそう、という場合には特に問題ないですが、足りないかも、という場合はどうするか。
答えはひとつです。緩やかでも営業活動をすること。
ここから避けて通れないのが独立後、フリーランスのボトルネックになるでしょう。
雇われていれば仕事は減らずどんどん増えて行くことが多く、それも自然と増えていく。
でも独立後だとある程度自分で営業をしていかないと仕事量はしりすぼみになっていく可能性のほうが高いです。
そうならないために営業活動として何ができるのか。知ってもらうためになにをすべきか、整理してトライしてみましょう。
まとめ
事務作業が苦手、というかたはフリーランスの特に漫画家・同人作家・デザイナー・クリエイターなどの職種の方に多い印象です。
給料がなくなる分、ご自身の生活にも大きく影響しますのでまずは売上計画を確認して足りないかもしれない、という漠然とした不安を和らげましょう。数字が見えてくるとやるべきことも見えてきます。
