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フリーランスが税理士に顧問を依頼するかどうかの目安

フリーランスが税理士に顧問を依頼するかどうかの目安

フリーランスの方からの顧問のご依頼をいただくことがあります。件数は多くはないですが個人事業主の顧問もやっていますが、最初はスポット相談からでもよいのは?とお伝えすることもあります。

目安としてどう考えればよいのか書いてみます。

目次

顧問はある程度の規模を想定

顧問のご依頼がある場合には税理士報酬もそれなりにかかってきます。わたしの事務所でも30万円~40万円ぐらいはミニマムでもかかってくるわけです。

もっとお安いところを探してもらってもよいでしょう。ただし報酬が安いということは制約が多く、やってもらえることは少ないと思っておいたほうがよいです。

仮に30万円の税理士報酬だとすると売上の何パーセントぐらいになるか。顧問を依頼したほうが良いかどうかはまずそこから考えていただくことをお勧めしています。

ご自身がやってほしいことと報酬のつり合いが取れてないと報酬の支払いがしんどく感じることが出てきてしまいます。

30万円だとしたら10%だと300万円、5%だと600万円です。

収入に対する経費の割合や実家住まいで経費がほとんどかからないなどいろんなお財布事情があるでしょう。

収入がまだそれほどあげれていない、という場合には顧問の依頼は少し早いです。

その方の仕事の状況にも大きく左右されます。

これから売上をどんどん伸ばしていきたいので会計や税務のことを気にせずに仕事に打ち込みたい、というかたもいらっしゃるでしょう。

わたしの事務所の漫画家・同人作家と呼ばれるお仕事の方は概してこういう考え方の方が多いです。

自分の苦手なことを他人に頼むのに費用が掛かることは当然だ、という価値観の方もいらっしゃいます。

苦手なことに時間をかけて自分でやる、という価値観なのか、苦手なことは得意な人に任せて自分は売上を作ることに集中したい、という価値観なのか。

そういうことを軸に顧問を依頼するかどうかは考えていただくことをおすすめします。

長いお付き合いになることが多い顧問ですから、最初の入り口のところで価値観が合わないとどうしても折り合いが悪くなるのです。

相性で税理士を選ぶということも頭の片隅に置いておいてもらえればと思います。

スポット相談から顧問になるケースも

今は顧問のお客様でもスタートはスポット相談からというかたは多くいらっしゃいます。

いろんなきっかけがあるもので、独立前の副業のときにスポット相談をご依頼いただいていたところが実際に独立して個人事業主になったタイミングで顧問契約になるケース。

個人事業主のときにはスポット相談で法人成りをしたタイミングで顧問契約になるケース。

いろいろな状況に合わせてご自身がこうしたいというかかわり方を選んでいただくことが可能です。

スポット相談のよいところはわたしの事務所では顧問契約を前提としておらず、時間単位でその場で解決する、ご質問や気になることを聞けて安心できる、というのが大きいようです。

年明け以後はスポット相談で確定申告のご相談が増えていますが、スポット相談のメリットは顧問契約が前提じゃなかったこと、ということを複数の方から聞いています。

すべての方に顧問が必要というわけではないと私自身も考えているので上手にスポット相談を活用しながら、顧問契約のタイミングやお願いしたいと思っていただいたときにご依頼をいただければそれでよいのです。

実際、スポット相談もリピートになるかたは多く、毎年ご相談の予約をいただくこともあります。

いろんな関わり方が選べますのでご自身がこうしたい、ということにフィットした税理士業を提供している方を探してみるのがよいでしょう。

まとめ

顧問を依頼するタイミングはいろいろありますが、一番はどういうことを目的にお願いするのかを明確にしておいた方がよいでしょう。

苦手なことを依頼するほうがいいと思っているのであればある程度の売上になった段階で依頼すると会計税務周りは安心です。

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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