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フリーランスとして長く続けるための取引先のリスク管理

リスク管理

こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

独立してフリーランスとして仕事をし始めると取引先ができてきます。

勤めているときには気にしていなかったと思うのですがどういう会社や人と取引をするかはフリーランスの方は少し気にしたほうがよいです。

フリーランスとして長く続けていくのであれば取引先のリスク管理を考えてみましょう。

 

目次

いきなり大口、知らない方からの仕事は少し考えてみる

独立していきなり大口の仕事がきたらどうでしょうか?驚きとともに不安になる自分がいるかもしれません。それなりに時間も手間もかかるとします。

 

いきなり大口の仕事がくることはやはり稀じゃないでしょうか。以前の勤め先からの依頼などよく知っている人からの依頼だとすこし不安も和らぐでしょう。

 

もし全然知らない会社や人からの依頼の場合には少し立ち止まって考えてみるほうがいいです。

 

なんでこんなことを言うかというと、相手によってはこちらがフリーランスになりたてということを逆手に取っている可能性があるからです。

 

頻繁に起こるわけではないでしょうがかなりキツイ条件だったり、仕事が終わらないこともあるかもしれません。支払がない可能性も少ないにせよあるわけです。

 

お付き合いの多少ある、信頼関係がある相手であればよいのですがそうでない場合には最初の契約は少し相手のことを調べてみましょう。

 

相手側もいきなり間合いを詰めてきているわけですのでまずはいい距離感を保ってみてはどうでしょうか。

 

インターネットでもよいですしそれとなく調べてみる。あからさまに聞くのはNGですが、どういった取引先が多いか聞いてみるのもひとつですね。

 

最初は慎重になっておいたほうがいいでしょう。

出だしでトラブルに巻き込まれたりするとせっかくフリーランスになって働きかたに工夫をしながら充実させようと思っていた気持ちに横やりが入ってしまいます。

 

ネガティブに捉える必要はないですが慎重に考えてみましょう。

 

支払が頻繁に遅れる取引先は前金にならないか

ある程度取引先が増えてきたときにやってほしいのが支払期日までにキチンと支払いがなされているかどうかのチェックです。

 

お互いにビジネスでやっているわけですので仲が良いからと言っていつまでも待てるわけではないでしょう。

 

支払期日までに支払がない場合の取り扱いはこちらの記事をもしよければご覧ください。

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もし支払いが頻繁に遅れるようであれば今後は前金、前受でやれないか一度相談してみましょう。

 

支払期日までに支払がいないことのストレスというのは意外と大きくと、経験をすると金額が大きければ結構気になります。

 

気にしている時点でストレスになっていると言えるでしょう。

仕事の内容として前金が難しい場合であれば支払期日をきちんと守ってくれる取引先との付き合いを増やすのが最も精神的には穏やかだと思います。

 

勤めているときには自分がした仕事について入金があったとか未収とかあまり気にしてこなかったかたも多いかと思います。

 

独立すると自分のことになりますのでそこはシビアに考えていきましょう。

 

支払期日が守れないというのはこちらも同じでおカネ回りのクセはなかなか抜けないものです。

 

自分の支払いが遅れていないかも含めて漏れがないようにやることをおすすめしています。

 

私もお客様が特定の会計ソフトを使っておられる場合には入金の状況についても定期的に声掛けをしています。

 

ひとつの取引先とだけ取引するリスク

上記のように支払が遅れがちなところ、全く支払われないようなところとは取引をやめたほうがいいです。

 

ただし、ひとつの取引先とだけ取引をしているとこういうことができなくなり、ストレスを抱えてしまうことになります。

 

フリーランスになると営業活動をしなくてよいと考える方がいらっしゃいます。

 

こういう方とお話をしていると以前の勤め先とだけ外注の関係で仕事をしている方が結構いらっしゃいますが、事業主という点で考えるととてもリスクがあります。

 

従業員ではないわけですのである日から「あなたとは仕事をしない」「もう仕事が出せなくなった」と言われる可能性もあるわけです。

 

取引先がひとつだけというのは事業を長く続けていこうと思うと避けたほうがいい状況です。

 

お客様は入れ替えがあるもので、顧客リストは増えたり減ったりしていくことがよくあります。こちらの事情であってもあちらの事情であっても、です。

 

いま十分に仕事がある状態でも一社専属のような働きかたをしているのであれば営業活動を地道に続けておくことがリスク管理にもなります。

 

できれば3つぐらい取引を定期的にできるところがあって、2社あれば何とか出入り(収支)がトントン以上ぐらいに思っておくと何かあったときに慌てなくて済みます。

 

よくフリーランスの方とお話をしていると一社専属でもし仕事がなくなったらその時に営業しますという方がいらっしゃいますが、ある程度たくわえがあればそれも可能ですが次の仕事が決まるまでは相当にストレスに感じるかと思います。

 

また、一社専属でもし仕事がなくなったら勤め人に戻ります、という方もチラホラ見聞きします。

 

私の経験上ではありますがフリーランスとして自由な働きかたをしていると決まりやルールが多く拘束されると感じるであろう勤めに戻るのは結構たいへんですし、無理かもしれません。

 

フリーランスが合う合わないももちろんありますが、長く続けようと思うのであれば一社専属のような仕事のしかたは避けたほうが続けられる可能性が高いように思います。

 

まとめ

フリーランスになると自分の仕事のしかたは自由ですが、その分管理運用にも気を配る必要がでてきます。

自分の代わりに誰かが回収してくれるわけではないですし、仕事をしたらしっぱなし、ということもありません。

長く続けるためにどうしたらよいか、そいういうことも考えてみましょう。

 

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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