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確定申告がギリギリだったひとへのご提案

確定申告を見返しておく

こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

確定申告期限が1ヵ月延長され、本日4月15日が申告期限となります。明日申告したら怒られるかと言うとそういう訳ではなく、期限内に申告することのメリットが受けられないというだけです。

もう申告は終わったよ、けどギリギリだった、思っていたのと違うなぁという方に向けてのご提案をまとめてみました。

 

目次

経理・帳簿付けを溜めていたかたへ

経理や帳簿つけを溜めていたかたは毎週とか毎月とかスケジュールを決めてコツコツやることを検討してみましょう。

 

それができないから困っているんだろ、というかたは道具を使うことも選択肢に入れてみてはどうでしょうか。

 

レシートひとつずつ入力するのはかなり手間ですのでそれをスマートフォンのカメラで撮影して取り込むことも可能です。

 

でもそもそもレシートを一枚ずつ写真に撮れる時間があるなら入力したほうが早いわ、なんてかたもいらっしゃるかもしれません。

 

レシートを一枚ずつ撮影するのが手間に感じる方はスキャナーを買ってみることをオススメします。大きなものではなくてもscansnapの一番小さいタイプでも充分です。

 

それを使ってレシートの画像を取り込めれば効率はかなり上がります。その代わりその機械には費用が掛かりますが必要経費です。

 

もし大量のレシートが毎月ある、みたいなかたはその先をサポートしてもらうこともできます。STREAMEDというサービスを利用すればスキャンしたデータから仕訳を作成して納品をしてくれます。

 

ほかにもサービスはありますがSTREAMEDがメジャーです。ただしこれにもおカネがかかります。

 

自分でやることで時間はかかりますがおカネは最小限に出来ます。一方で自分でやらないことで時間ができますがおカネがかかります。

 

そこまで時間がないわけじゃない、という場合には順番としてはスキャナーを買ってまずは効率化してみる。そのあとでデータを仕訳にするサービスを使うか検討してみてはどうでしょうか?

 

さらにお使いの会計ソフトで銀行の通帳情報やクレジットカードの決済に関する情報を取り込める機能がある場合にはそれをすることでも時間を減らせます。

 

というのもこういった情報をひとつずつ会計ソフトに入力するというのは想像以上に時間がかかるからです。

 

手間をかけずに楽しくラクにする方向で、いろんな方法を試してみましょう。いろんな方法の見つけ方は税理士のブログや事務所ホームページに書いているものを参考にするのがよいです。

 

楽に出来ると聞いていたのに時間がかかったかたへ

それほどギリギリじゃないかったけど思っていた以上に時間がかかったぞ、という方も多いかと思います。

 

多くの会計ソフトでは簿記の知識がいらない、簡単に終わる、というのをセールスポイントにしていますのでその印象もあったでしょう。

 

結論からお伝えすると簿記の知識はないよりあったほうが確定申告にかかる時間は減ると思います。会計ソフトも同じくで、簿記の知識がないよりあったほうが上手に活用できる場面は多いです。

 

もし確定申告に想像以上に時間がかかった、というかたは簿記初級(日商簿記)を少し勉強してみてはどうでしょうか?

 

簿記初級は日商簿記3級のもう一段階難易度が下がる、より基礎的な内容について学べる内容となっています。

 

フリーランスの方にとって連結決算が必要なわけもなく、むしろ基礎的な内容を理解できればよほど特殊な事業でない限りは対応が可能です。基礎的な内容を学べば応用も効きます。

 

簿記の基本が学べれば会計ソフトの見え方も変わってくるかと思います。世の中にはいろんな会計ソフトがあって色んな強みを打ち出してブランディングをしています。反対に会計ソフトにも得意なことと苦手なことがあるわけです。

 

ひとつの会計ソフトに固執する必要は私はないと考えていますので、会計ソフトにおいても源流となる簿記の基礎を学んで会計ソフト選びも考えてみてもいいのではないかなと。

 

弊所においてもお客様のニーズに合わせて会計ソフトをオススメすることはありますが、無理強いをすることはありません。

 

一度使い始めた会計ソフトを変えてはいけないルールはないですし、ずっと使っている会計ソフトで不都合がなければそれを使うのも全く問題ないです。

 

簿記を学べば会計ソフトが違って見えてきますので少し時間を取って簿記初級の勉強をしてみてはいかがでしょうか。自分のビジネスも経済も少し違って見えてきますよ。

 

時間がどうしても足りなかったかたへ

時間が足りない、忙しくて確定申告をする時間も到底確保できなかった。確定申告は徹夜でなんとか仕上げた、みたいなかたはどうすればよいか。

 

そういう方は税理士にお願いするのが最も効果的です。

 

というのも一番最初の段落でお伝えしましたが、おカネと時間を交換できるからです。

 

いや私には税理士にお願いできるほど利益が出てないんだ、けど忙しいんだ、というかたはそもそものビジネス、利益構造に問題がある可能性が非常に高いです。

 

まずはそっちを見直ししたほうがいいでしょう。利益を出さないと事業を長く続けることはできません。単価が安いのか販売数が少ないのか、色んな要因があるかと思いますが、そこと向き合わないといつか身体を壊してしまいます。

 

確定申告を税理士に頼んで得られるのは事業に打ち込む時間と申告内容のクオリティの高さです。時間がない、利益は出ている、そういう方は一度税理士に相談してみることをオススメします。

 

ほかには数字をまとめるのがとても苦手、確定申告時期は自分の仕事はとりあえず脇に置いておいて確定申告をとにかく終わらせていて疲労困憊、みたいなかたも税理士に依頼したほうがいいと考えています。

 

実際、今年から弊所に確定申告をご依頼いただいたかたからは、税金が減り(ご本人が把握していなかった特例を適用できたため)、自分の事業に取り組めて本当に助かりましたと仰っていただきました。

 

そのお客様は結果的に年明けから確定申告に取り組んでいたらできなかったであろうことをこの春に達成しておられます。

税理士との付き合い方もいろいろありますし、相性もありますのでまずはお近くでネットで検索してみましょう。

 

まとめ

確定申告ギリギリだったけど何が原因だったんだろうか、という振り返りは必要です。

来年は申告期限が1ヵ月延長される保証はないわけですから今年時間がかかったというかたは少し時間を取って向き合ってみてはいかがでしょうか。

 

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この記事を書いた人

京都市下京区で税理士をやっています、ジンノユーイチ(神野裕一)です。
相続や事業のお困りごとを丁寧に伺い、解決するサポートをしています。
フットワーク軽く、誠実に明るく元気に対応いたします。

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