こんにちは、京都の若ハゲ税理士ジンノです。
フリーランスの方から確定申告のご相談、ご依頼をいただくことが多いのですが、ご自分で確定申告しないメリット、デメリットはあります。
天秤にかけてみて上手に税理士さんとお付き合いしてみましょう。
自分で確定申告をしないメリット
数字や資料整理が苦手な方は確定申告という苦行(みなさんよくそう言います)から解放されるとものすごくスッキリすると。
税理士に記帳部分も含めてお願いすると、基本的には資料をまとめておいて渡しておくだけです。必要な書類などは随時指示が入りますのでそれに従ってそろえていく流れとなります。
自分で確定申告をすることがどうしても苦手に感じる方はいらっしゃるもので、何が得意か得意でないかはそれぞれです。
ノートやルーズリーフなどにレシートを一枚ずつ貼るのはコツコツできるけれど、それを入力して数字にするのが苦手、という方も中にはいらっしゃいました。
またパソコンでの入力作業は得意だけれど資料を整理するのがとても苦手、苦痛に感じるという方もいます。
以前は資料の整理だけ一緒にやって欲しい、というご依頼もありまして机にひとつずつ日付順に一緒に並べていき、勘定科目ごとに整理する、なんてこともありました。あとはご自身で入力できるということでしたので、入力したモノのチェックだけさせていただく、という関わり方を選んでおられます。
本業に集中したい、確定申告のことを考えるとものすごく憂うつ。そういう方は税理士さんにお願いするのが一番スッキリします。
自分が苦手なことを外注している、そんなイメージでもイイでしょう。
苦手な方がコツコツやる時間と私のような税理士がやる時間とでは全然違ってきますし、外注をして本業に集中し、自分の時間をより自分の稼ぎを得るために使う、という考え方もひとりでやる以上はありだなと。
ほかにも事業規模によっては青色申告を目指せます。青色申告の内容の決算書を作成しようと思うと、簿記の知識がない方が作ったものだとやはり心もとない内容になっていることも多いです。
簿記の勉強をすればいいということももちろんありますが、その時間がもったいないと思ってしまうのであれば誰かにやってもらうことも考えてみてはどうでしょうか。
自分で確定申告をしないデメリット
誰かに何かを頼むので費用面はかかってくることになります。まずそれがひとつです。
その費用面を補って余りあるぐらいご自分が確定申告をしないことによる時間の創出というのは私は出来ると思っていますので、お願いしてスッキリした状態で仕事に取り組んでいただきより稼げるようにシフトチェンジする、ということも方法としてはありです。
また、自分で確定申告をしないということは自分の事業の立ち位置がわからない、ということも意味しています。
今使えるおカネ、今月使えるおカネ、今年はあとどれくらい受注したり仕事をして収入を得たいか、そういうことが分からなくなる可能性は十分にあります。
そこに不安を感じる方は自分でコントロールをするために日々経理をし確定申告の準備をする方がよいでしょう。
ただ、事業が順調で本業以外に何かしたいことがあるとか、収入が伸びなくて困っているような場合には当てはまりますが、これ一本でやっていく、と考えている方にとってはこの種の不安は少ないように感じます。
状況に合わせて工夫をする
わたし自身はすべての事業者に税務顧問が必要だとは考えていません。
そこに費用が生じることもありますし、ご自分で完結できるのであれば無理をして税理士にお願いする必要もないからです。
法人の場合は申告書を作ることのハードルが個人の確定申告よりもかなり高くなるので税理士が必要なシーンも多いですが、個人の場合はおひとりでやる限りはある程度のレベルまでは自分で行える方も多くいらっしゃいます。
ご自身が何に困っていて、どんな不安があるか。それにより税理士とのかかわり方を変えてみてはどうかなと。
いろんな関わり方ができるようにと思いスポット相談・個別コンサルティングというメニューをご用意しています。
他にはクラウド会計の最初の設定だけしてほしいという方もいらっしゃいますので、関わり方はさまざまです。
こちらが想定していないお悩みや不安もあったりして、お手伝いさせていただくと喜んでいただけるのでこちらとしてもやりがいがとてもあります。
まとめ
フリーランスの方にとってはインターネットにもたくさん確定申告の情報がありますし、自分にとって有益かどうかが判別しづらくなっています。
クラウド会計ソフトの種類も多くなっていますし、自分の最適解を求めることに対してのハードルも高いです。
税理士に相談することでスッキリとするかたはフリーランスの方は特に多いので、一度お近くでスポット相談をしている税理士に相談してみてはいかがでしょうか?